轟破天学会

キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語 に関する研究成果置き場

轟破天でCS準優勝したりガチまとめに寄稿したりした話

要旨

  1. 勝った話
  2. 解説記事の裏話

序論

 村民・【想定外】情緒が大変なことに?!【驚愕】・まんじゅうです。

 色んなところで喧伝してるしタイトルでも書いてることなんですが、改めて。

 

CS準優勝した。轟破天で。

 

 キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語を強い強いと妄信し続けてきたこの2年弱、まさかこんな日が来ようとは。いや正直決勝トーナメント上がれるだけで、奇跡も奇跡万々歳くらいに思ってましたよ私。

 おかげさまでガチまとめ様にも寄稿させてもらいまして。そりゃブログ未更新期間も伸びる伸びる。

 今回はその辺りの近況を書き連ねていきます。

1.轟破天でCS準優勝した話

 勝ちました。嬉しいので何度も言っちゃう。

デッキ作った時の話

 このデッキ、

  • 「頻繁に出てくるドルファディロム、着地するだけで轟破天唱えられないの癪だな 着地させなきゃ良いんじゃね?」
  • 「ギャイアって轟破天から生やせば実質単騎みたいな動きするね もしかしてクソつよデカデカ複数搭載合法単騎なのでは?」

 みたいなバカの思考のディスペクトから始まったものだったと記憶しています。

 バカの思考を持ったまま真面目に2ブロック環境を見てみると、見事にギャイアの餌食になる生き物ばかり。じゃあやれるんじゃね?位の勢いで当日に臨んだらやれてしまった形。何かやっちゃいました?系の守護霊があの瞬間は舞い降りていたのでしょう。

 インターネット・友人たちにバカのEXライフを剝がされ現実に引き戻してもらいながらも、コンセプト自体は本当にちゃんと勝てそうだという気付きを得て。

 ちゃーんと「轟破天を唱えることが最強のフィニッシュムーブである」という、「轟破天の」デッキを作る上で必ず守ってきた俺ルールを破ることも無く40枚を束ねられたのは、相当にミラクルだなあとしみじみ。

 勝太&カツキングの存在と噛み合いの良さに気付けたことが、特にそのミラクルをグッと近くに引き寄せてくれたように感じます。天啓をもたらしてくれてありがとうインターネット・友人ズ。

戦の話

試合前~予選

 平日夜から開催された某CS、当日の私の戦いは「定時ダッシュをキメてショップで《支配のオラクルジュエル》を購入し、定刻までに運営へデッキリストの写真を送る」というタスクをこなすことから始まりました。ちゃんと手持ちのカードをチェックしない怠惰さに殺されかけた。

 無事0回戦を突破して、いよいよ始まる戦の場。(鬼羅.Starとか5cみたいなやつばっかなんだろな……)位にしか環境を捉えられていなかったので、ノーマークだった邪王門2連戦に胃がもうキリキリ。

 デッキの半分程度は何としても受け札にしたい性癖が功を奏し、何とか先鋒次鋒を退けられました。当時は(前日にノリでカツキング4枚揃えて良かった~~~)の感情に呑まれていた記憶。

ーーー

 その後も毎度ギリギリの勝負しながら勝ち進んじゃったもんだから(最後は滅びたんですが)、予選の時点でもう情緒がぐちゃぐちゃでした。ちゃんと決勝トーナメントまであるタイプのCS、疲労とプレッシャーがすごいんですよ。いやもう当たり前なんですけども。

 実際予選4-0できた時点で(うおおおガチまとめに寄稿する記事のネタできた!!!もう負けでいいです~~!!!!!)みたいな感情になってましたin自宅のトイレ。何という目的と手段の逆転。だから4-1なんだお前は。

決勝トーナメント~

 1戦目からまさかの配信フィーチャー卓。粗相をしたら社会的死、という誇大被害妄想に憑りつかれながらの勝負でした。配信のアーカイブは某tube上に残っているはずですが、小っ恥ずかしいので見返したくない。

 ド緊張してる最中にお相手が5マナ捻って《ミステリー・キューブ》を唱えた時は、もう爆発炎上してしまうかと思いました。CSで使われたくないカード個人的No.1。

 「競技シーンでは勝った人間が正義なのでどんなデッキ使ってもいいよね」派なのですが、それはそれとして心臓に悪すぎる。シャッフルこわい。

 今回はその出目に助けられたので、緑の立方体には感謝すべきなのでしょう。5点パンチから飛び出した、獅子王火噴くカツキングの怒涛3重カウンター。公共の電波に乗せるとしては、中々お誂え向きなドラマが発生してよかったなぁと思い返しています。

ーーー

 準決勝、ちょいちょいTwitter上で絡みのあった方との対戦。私のファンだそうで。負けでいいです(ポジティブな意味合い)。当日も「もしかしたら当たれるかも知れませんね」みたいな話をしていたので、まさかこんな上空で相見えることになろうとは思いもしていませんでした。

 素性を知られているということはつまり、デッキタイプも割れているということ。いつも応援ありがとうございますトークもそこそこに、ビマナミラー戦の火蓋が切って落とされました。

  ……何が起きたかは貼り付けたつぶやきの通りなのですが。当時の自分を思い出す度情けなくなる、思考固着視野狭窄野郎っぷりを発揮してしまっていました。

 覇のジャッジ負け+ロックも不完全な状態で、どうして5cリアニメイトの厚いシールド5枚を貫通してジャスキルまで狙えると思ったのか。フィーチャーされてなくてほんとによかった。

  あれよあれよとトリガーから盤面をひっくり返され、ギッチギチにロックされて迎えたラストターン。(攻撃して盾同数にしても、予選順位が低い自分の方が負けになるし。13マナあるから記念にジルコンから轟破天引きに行って派手に終わるか……。)みたいな思考でマウンドの土を拾っていたら。

 試合をずっと監督していたジャッジから、「盾が多いので村民まんじゅう選手の勝ちで」との声。全く予期していない結果だったので、デカい声を上げた記憶があります。

 盾1枚差で自分のマナにだけEXライフ持ち×2がいたら轟破天で盾差を覆せる、ということに最後の最後まで気付けなかった愚かさよ。

 完全に負けた気でいたので「いや~~~悔しい~~~」みたいな唸り声を上げながら轟破天を唱えていた姿、お相手の方がmany many紳士プレイヤーでなければ画面越しに刺されていてもおかしくなかったことでしょう。その節はほんとに申し訳ありませんでした……煽りじゃないんですよほんと……。

ーーー

  最終戦(@予選最終戦と同じお相手)は本当に何もできずに滅んだので虚無です。手の内が完全にバレていても勝てるほど、環境の壁が脆いわけも無く。トップ覇した瞬間だけは熱かった。

 色々と尻すぼみに終わりましたが、それでも得られた銀メダル。「好きなカードで勝ちたい」という思いを実現できたこと、この上無く幸福。

2.ガチまとめに寄稿した話

タイミングの話

  書きました。ありがたいことに4度目の寄稿。毎度そのギャラでカードを買い、経済を狭い世界で停滞させる贅沢に悦びを感じています。

 前回更新分の轟破天解説記事(2020年11月版)で取り上げたデッキが微妙に良い成績を残したこともあり、誰に言われた訳でも無いのに(CSで結果出さないと寄稿提案するの申し訳ねえな……)という思いにぼんやりと囚われていて。

 轟破天の再録、ゲストライター拝命から約1年、轟破天解説執筆から約半年。今回の準優勝は、色々な要素が都合良く嚙み合ったスペシャルなタイミングで訪れた好機でした。

査読と修正の話

 そんな素晴らしき星の巡りの中、筆も乗る乗る。乗りすぎてお上から「長いから読者が離れる!削れ!!」とビンタされたりしましたが私は元気です。嘘です3000字カットは流石に堪える。

 ○カットされた文章たち

  • 前語り:環境に轟破天で挑むの大変だよね、的な話
  • デッキの回し方:1ターン刻みで動き方や取るべき思考を書き連ねていた部分(めちゃくちゃ圧縮されてた 赤字で「これくらいでいいと思います。」って書かれてた 実際そうだった)
  • 画像1枚1枚に挿入してたキャプション文(査読により画像数が倍近く膨れ上がったため、公開時期の遅れを恐れてお蔵入りさせてもらった形)

 特に何かを参考にするでもなく完全に手癖で文章を書いているので、プロの目線から悪癖をボコボコに矯正してもらえるのは本当にありがたく。

 結果として冗長にもなってしまう部分がスッキリとシェイプアップし、かつ私の文章の癖もほとんど消えず、大事な部分だけを吸収しやすい文章が遠征から帰ってきて。

 書いてる途中は「なんだこの世界一面白い文章は……?あっ俺のか~~~~!!!」みたいな勢いで突き進んでいるのもあって、己が無力さに恥じ入りました。自分がつまらんと思ってるものを世に出す訳にはいきませんからね。

 折られる前提でも自信を持って、折られたら折られたでそれを糧にまた強い人間になってコンテンツ生産に邁進したいところ。「粗茶ですが……」の勢いでお出しされて嬉しいのはお茶だけ。

 

まとめ

 以上近況報告でした。近況報告作成に3日もかけるな。

 ありがたいことに、各所で「記事読みました!」「記事参考にして轟破天組みました!」というお声をいただける様になりまして。拙作を読んで下さる方々を楽しませられるよう、新たな気付きを与えられるよう。これからも轟破天の探求を続けていく所存でございます。

 ここまでご覧いただき、ありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。