要旨
- 新弾カードレビュー(王道1・2弾編)
- 全体強化する単色ってだけで偉い
- 可能性溢れる初動
- 2弾続けて強い決断
- 筋肉モリモリマッチョマンの好青年
- 珍しくすっげ~使いたくなる白単
- 轟破天ではある 間違いなく
序論
村民・ガールズバンドクライ・まんじゅうです。生涯でも五指に入るほどの素晴らしいアニオリ作品と巡り会えた喜びに、今期の金曜24:30頃は毎週打ち震えています。3Dアニメが極端に苦手じゃなければ是非。
怒りも喜びも悲しさも全部ぶちこみながら、やっていきましょうカードレビュー。今回はDM24-RP1「デーモン・オブ・ハイパームーン」編とDM24-RP2 「カイザー・オブ・ハイパードラゴン」編です。まとめて消化。
全カードにシナジーを見出せるほどの慧眼は持ち合わせていないので、轟破天を使う上で何かしらの影響がありそうなカードを数枚ピックアップ。星1つ(★☆☆☆☆)~星5つ(★★★★★)の5段階で評価していきます。
本論
①哀樹の夜 シンベロム
評価:★★★★★
め~っちゃ轟破天ですコイツ。
コイツの話は当時長文で呟いていたので、そちらを引用。
シンベロムはものすご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く轟破天強化です ヤバいです
— 村民(そんみん)まんじゅう (@wob_manju) 2024年4月3日
轟破天を唱えるためのマナを貯める道中のみならず、轟破天を唱えた後のフィニッシュ段階でもちゃんと仕事ができる生物は本当に貴重なんです 四君子に匹敵する轟破天力を持っていますよ彼は pic.twitter.com/egxXtuSOoz
ゆるい条件で味方にマッハファイターを与える生物、なんかみんな多色だったので だいたい単色のトカゲ丸みたいなもんってだけでめちゃくちゃ嬉しいです シンベロム
— 村民(そんみん)まんじゅう (@wob_manju) 2024年4月3日
クイーンオブネイチャーもいたけど、(特にキャベッジみたいなデッキで)強制山削りが終盤に牙を剥きそうで手を出しにくかったんですよね pic.twitter.com/jthvfgHAmI
【シンプルイズベスト】《哀樹の夜 シンベロム》が『デーモン・オブ・ハイパームーン』に収録判明!#ガチまとめ #デーモン・オブ・ハイパームーン@kie_oresyo
— 村民(そんみん)まんじゅう (@wob_manju) 2024年4月3日
https://t.co/Xb3f8S0SZ3
一周回って言及してませんでした きたしーさんの仰る通り轟破天+自軍マッハファイター化は実質ランデスだぞ pic.twitter.com/N9oS0NY9tl
……というわけで、轟破天視点でかな~り強いんですコイツ。
類似例として挙げた四君子共々、世間での評価は「轟破天唱えた後だとマナ数参照するテキスト意味無いじゃん笑」みたいな感じで芳しくないものですが。自分のマナを枯らした後にフルスペックを活かしきれないことは、必ずしも評価を下げることには繋がらないんですよね。
弊ブログではこういう話を何度もしている気がしますが、世間からこうした意見が0になるまでは何度でもやっていきます。つまり毎回やるってことです。
どうせ出したら強いデカブツを搭載することになるデッキタイプなので、ガイアッシュ→コイツでお茶濁しにデカブツを投げつけてあげると、デッキにもよりますが相当楽に対戦を進められるはずです。
ギャイアやら完全不明やらをMFのおまけ付きで踏み倒せる権利に、轟破天後の盤面制圧権までセットになっていれば、もう十分すぎるほど強いわけで。少なくとも、轟破天詠唱までの時間稼ぎには一役買ってくれそうですよね。
ひと頃流行った【アナカラーシンベロム】なんてデッキもすっかり斜陽になってしまったようなので、ビマナスキーの皆様は安いうちに2~3枚持っておくと良いでしょう。
②巨進の超人
評価:★★★★☆
オモロ・初動。単色でブーストとマナ回収を兼任できるパワー5000の肉……というだけでも偉いところに、生物の倍加(?)までやってくれるのはオモロでございますわね。
真面目に強いデッキを目指すなら、単純にガイアッシュを倍加してマナの損失をチャラにする爆アドを稼ぐのがベターでしょうね。【青緑ジョラゴン】にまとめて搭載できれば相当強そうですが、私は多色の海に溺れるのが本当に嫌なのでやめておきます。
実用性を一旦度外視すると、神人類にcipで任意のクリーチャーの名前を付与→任意のクリーチャーを踏み倒し、あたりは巨進特有のムーブになるんでしょうか。基本はシンプルにマナ伸ばしまくって多様なデカブツを投げて勝つけど、5ターン目くらいに相手が一番嫌がりそうなデカブツをピンポイントで投げる3→5→7な轟破天……なんてのも面白そうではありますね。
一時【アーテルチェイン】の潤滑油として採用されたりもしたようで、ポテンシャルの高さは環境級の世界でも評価されてはいるこのカード。中々替えの効かない初動なので、コイツも安いうちに4~8枚持っておくと良い気分になれるかもしれません。
何よりいつか来るかもしれない呪文軽減版ガイアッシュのためにも、轟破天スキーは買っておいて損は無いでしょう。あるって絶対。あるってば。
③百威と族絆の決断
評価:★★★★☆
これまでマトモなカードが無かったせいで色の供給が地味に面倒だった白緑の世界に、かなり良い感じの受け札が来てくれました。期待も込めてこの評価に。
革命チェンジが大流行りするまでもなく、古来より殴ってくるデッキの大半はこのカードのトリガー化条件を満たしながら詰めてくるもの。3つの後ろ向きな選択肢から一番上手く後ろを向くやり方を選ばせてくれるのは、すご~くありがたいですね。
- 最小除去:轟破天を咎めるメタを立てながら殴ってくるタイプのデッキに、メタ除去をしつつ延命という最良パターンのカウンターを決めやすくなった
- フェニックス・ライフ:(あとちょっとだけ耐えれば延命できるけどパーツがマナに無い……)(どうしようもなさすぎてスパーク系みたいな強いトリガー踏ませるしか勝ち目がない……)みたいな状況に優しい
- 5以下エレメント踏み倒し:ガイアッシュの海幻やらレイクポーチャーやら巨進を踏み倒していいんすか!?!?2回も!?!?!?!?
低コストカードのハイスペック化に伴って今後も相当強化されていきそう
それぞれの選択肢への所感はこんな感じ。いずれも延命+α以上が求められる轟破天に寄り添った素晴らしい効果ばかりです。そういやカンビアーレとも相性良さそうですね、うれしい。
④理想と平和の決断
評価:★★★☆☆
フリースタイルよりはビマナビマナしていないカードですが、こっちも良いカードでございます。星3.5くらいの印象。
ドロー能力は轟破天と引っ付かないので微妙ですが、盾追加と3以下エレメント除去は嬉しいところ。4コストなのでギリギリ轟破天の直前にも使用できて気分が良いです。やるかどうかは別として、自分のルピア炎鬼と相手のメタを同時に退かせるのは面白そうですね。
⑤範丸の超人
評価:★★★★☆
轟破天というよりは【キャベッジ】のカード。既に展開された盤面への干渉手段がアタックフェイズに寄りがちだったのがウィークポイントだったこのデッキに、唐突に物凄いムキムキの男が駆けつけて全てを解決してくれました。
セッションズが絡むとじゃんじゃか盤面が増えていくので、もののついでに出すだけで一気に盤面制圧ができて気持ち良うございます。小型のメタクリをまとめて除去できるだけでなく、ドルファを一発でメインフェイズ中に解体できるようになったのは本当にすごいです。場に残るおかげで仙なる大地のコストにしてcipを使い回せるところまで完璧です。
フルスペックを活かすのは難しそうですが、【キャベッジ】ではない轟破天でも差し込めるポテンシャルはあると思います。とにかくドルファをシバける生物というだけで相当貴重ですからね。コスト8なおかげでミカドレオっちゃあミカドレオだし。
流行りの新ゼナークの能力をコイツ1枚で完封できる、なんて追い風も吹いている昨今。どうせやっすくショーケースの隅やストレージコーナーに転がっているカードなので、数枚持っておくと良いですよ。
⑥閃光の精霊カンビアーレ
評価:★★★★☆
こっちも【キャベッジ】基準の評価点。星4つ寄りの星3.6くらいで。
白単かつパワー12000以上のクリーチャーの中では、お世辞抜きに最強だと思います。シキソクゼックやらルベル・ゴルギーニやらG・イズモのように、特定のデッキで強いカードはあったんですが。素出しでも革命0で出しても仕事ができるコイツは、ワンランク上の次元にいると思います。……理論上はシャバダバドゥーが最強なんですけども。
【キャベッジ】目線で見た他の白単パワー12000以上生物のしょうもなさが、今緑t白でデッキを組もう!という意欲をゴリゴリに削いでいくのですが。将来に期待が持てるようになっただけでも十分です。これまで無だった世界にわずかな灯がともったわけですからね。
白いブロッカーなおかげで、ヒャクメやグレイトフル・ベンとも引っ付けやすいのが嬉しいですね。【4C天門】な轟破天ではヒャクメとベンくらいしか出す生き物がいなくなりがちな天門やらサイフォゲートで生やしても強いですし、ベンから召喚しても普通に強いですし。
⑦森翠月 ゴルファンタジスタ
評価:★★★☆☆
ラストはコイツ。轟破天で強い……というか轟破天以外で上手く使うのかなり難しそうですよね枠。
メインフェイズに多面展開を行える轟破天と超化獣の相性の良さは言わずもがなですが。最小限のタップでまとめてハイパーモードを起動できるコイツは、構造上轟破天と相当蜜月の関係にあるはずなんですよ。……現状の超化獣のプールがそんな気にさせないだけで。
だって……ねえ。コイツの攻撃時能力を起動するための的の用意は、轟破天で勝手にできますけども。全力で強い盤面を作ろうとすると、
- パネスコの踏み倒し生物破壊
- H・アルカディアスの呪文ロック(要タップ生物)
- ドギラゴン超の全体SA付与(+マナからの踏み倒し)
- シンベロム(旧)の全軍MF付与
- ハイパー・エン・ゲルスの全軍除去耐性付与
- アンゲロスのブレイク+盾追加(両方強制)
- プレジールのコスト5以下赤青呪文踏み倒し
- フミビロム(新)の変なハンデス
- ボルシャック・ハイパードラゴンの実質無限攻撃
- エルボロム(新)のターン終了時トリガー呪文踏み倒し(条件付き)
- フォック=ンプス=アライフの攻撃誘導
- アゲブロムの敗北回避
この中から好きなものをピックアップする感じになると思うんです。今急いでやりたいことがあるか・やるべきかと聞かれると、まあNOと答えるしかないわけで。強いからギリギリ耐えてますけど、アンゲロスの能力が強制なのずっと怒ってますよ僕は。
ハイパー化前の超化獣のコスト軽減を活かすことが、採用の後押しにはなりそうですが……というかそうでもしないとわざわざ入れる理由を見付けにくいんですが。序中盤にハイパー化しなくても強くて、終盤は轟破天からのフィニッシュムーブにちゃんと寄与する……。そうした生物が生まれてくれるのを、今はただ待ちましょう。
まとめ
新弾カードレビュー、王道篇1・2弾編でした。
仲間内同士のシナジーが凄すぎて横から茶々を入れにくかった種族らと違って、今年度は既存のデッキタイプとの混ぜ物も色々と許容してくれそうですよね。全体的なカードパワーの向上によって、そうしたARev以前のデッキとのキメラでも種族らに抗って……いけそうな雰囲気を感じるのは願望の見せる妄想ではないはず。【5C蒼龍】の復権なんてのもありましたけどね、もっとね。
本格的に轟破天がのびのび使えそうになるのは、流石に次の殿堂で【赤青マジック】の速度に規制がかかってからになるでしょうかね。【青緑ジョラゴン】にシャッフを積まされる不快感を早いとこ取り除いてほしいものです。多分その頃には【黒単アビス】やら【青黒ゼナーク】やら【デスパペット】のせいでハンデス対策を積まされてることに文句言ってると思うんですけれども。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。7/6はデュファンフェ2024名古屋でまんじゅうと握手。
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