轟破天学会

キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語 に関する研究成果置き場

ご挨拶と当学会の目的

要旨

  • 自己紹介
  • ブログのコンテンツ

序論(はじめに)

 初めましての方は初めまして。そうでない方は、再びのご観覧ありがとうございます。村民まんじゅうと申します。

 当ブログでは私村民まんじゅう(https://twitter.com/wob_manju)がトレーディングカードゲームのひとつであるデュエル・マスターズについて、
 特に《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》というカードに関する事象についての思考と苦悩を文書化して放流していきます。不定期に。

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かっこいいね

かっこいいのでこれの話ばっかりする

主なコンテンツ

①《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》を使用したデッキの紹介・解説

 メインコンテンツ。デッキの画像と文章だけの簡素なものにする予定。

②環境における《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》の立ち位置の考察

 競技シーンでは○○というデッキタイプが台頭しているから轟破天は××~というような思考の羅列。

③新規カードが《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》に与える影響の考察

 ②と被りがち。

 

当学会の目的

①《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》の布教

 20年続くデュエマの歴史の中でも指折りに破天荒な呪文、《轟破天九十九語》。
 お互いのマナから全てのクリーチャーを戦場に送るド派手さは、大方全てのやりたいことを叶えてくれるパワーがあります。
 その楽しさを少しでも多くのプレイヤーに届けられれば。そういった思いから、この学会を設立するに至りました。

 何でもできてしまうが故に、「大味」「ロマンコンボ殺し」「シャコでよくね?」等々、マイナスイメージも根強いこのカード。
 それらを少しでもポジティブなものに変えられるようなアイデアを、不可思議なコンボを。ここから発信できたなら、良いことだなあと思っています。

②デュエマに関する備忘録

 本音。

③ガチまとめに寄稿できないような胡乱なデッキの文書化

 本音2。

 

まとめ

 立ち寄ってくださった方々が少しでも楽しんでいただけるようなコンテンツ作りを目指し、無理のない範囲で邁進して参ります。
 何らかの形で感想をいただけると泣いて喜びます。承認欲求、なんぼ満たされても困りませんからね。

 (定期更新にしたら筆が乗らない時に心が荒んでしまいそうなので、更新頻度は不定期とさせてください。実生活と心身の健康は何よりもケアすべき対象。)

 

<宣伝>

 不肖私、通販サイトのカーナベル様が運営する「ガチまとめ」というTCG情報サイトにて、デュエマゲストライターとして時折記事を寄稿させていただいております。
 お手すきの際は是非ご覧下さい。

gachi-matome.com

 ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。

 

轟破天学会 はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

 

2024年3月期殿堂改訂および超化獣の実装による轟破天への影響の考察

要旨

  1. 2024年3月期殿堂改訂の話
  2. どうやって轟破天でこいつら活かすねん選手権
  3. 天敵消失マジック マジック継続マジック
  4. 多分これが一番強いと思います
  5. 超化獣、サイコー!

 

序論

 村民・今更見たけどキルラキル最高すぎ・まんじゅうです。去年の3月期殿堂の話してる記事でもSSSS.DYNAZENONの話しててワロタになりました。TRIGGER大好き太郎と申します。

 

 先頃、2024年3月期の殿堂+殿堂解除発表が行われました。

殿堂解除の皆様

 

 例によって今回も【轟破天】にとってそこまで大きな影響は……と言うつもりだったんですが。(自分史上)過去一真面目に轟破天を運用できる競技環境用のデッキが被害を被らなかった+そのデッキの天敵が軒並み環境から消え去った今回の殿堂改訂、流石に強めの追い風かもしれません。

 今回はかつてなく真面目に、今後の身の振り方等々について考察していこうと思います。

 

本論

①殿堂解除による【轟破天】への影響

 まずは殿堂解除された3枚のカードが【轟破天】に及ぼす影響について考察して……いこうと思ったんですけど。エクスはともかく、残りの2つは轟破天目線で新規性ほぼほぼ無しと言ってしまっていいんじゃないでしょうか。

 

アドバンスの知見が圧倒的に足りてないのは間違いないけど 多分そういう問題じゃない

 轟破天を唱えるにあたってこいつらが絡んでくるイメージが全く浮かんできません。現代のアドバンス、5マナ捻るならどう考えてもミランダ→勝利リュウセイするよりインフェル星樹した方が気分いいでしょうし。6マナ捻るならもっともっと択あるでしょうし。

 轟破天唱えてペガサStarでミランダのcipパクってサファイアミスティ出して……みたいなことを一瞬考えた後でミスティのコストが7なことに気付きました。キツイ。

 

許される日来るんだなぁ

 で、エクス。こいつを出すだけなら特別何も起こらないんですけど、多面展開系クリーチャーからこいつ+マナ加速クリーチャーを出して急に轟破天ラインまでジャンプする動きがやりやすくなりましたね。……要求値の問題で実用性はアレですが。

 

すごい 全部轟破天じゃなくていいよこいつら

 パッと思いついたものだと、

  • ルカクラウンやドミティウスでリソース補充系生物と一緒に出す
  • 刃鬼で〃
  • アバレマックスでめっちゃブースト→伝説シリーズやらミンメイやらで7マナアンタップさせてエクスでマナ起こしまくり→なんかする

 みたいなもんでしょうか。無理だって。やめた方がいいって。

 

②殿堂・プレミアム殿堂による【轟破天】への影響

 続いて殿堂入り・プレミアム殿堂入りによる影響の考察をば。アドバンス環境のことはぼんやりしか知らないので、オリジナル環境のことだけ考えていきます。

 

1.所感

右端クラジャだった方が良かったって そしたらめちゃくちゃ映えるよ 画

二度と帰ってくるなよ ペッ

 いや~素晴らしい。天敵がまとめて滅びました。星域だけはデッキ作りがやりにくくなる悲しみの方が大きいですが、ひとまずはこの喜びを享受しましょう。

 ラッキーナンバーなんて5年位ず~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと苦しめられてきましたからね。ざまぁみさらせ。二度とシャバを拝めると思うなよ。

 

 競技環境、今回の規制で

  • 【赤青マジック】がナンバーのロスでちょっと苦しく
  • 【アナカラージャオウガ】が双月/星域のロスで思ったより苦しく
  • 【フィオナアカシック】がネバーのロスでかなり苦しく
  • 【アポロ】【青黒魔導具】が崩壊

 みたいな変化が起きたはずで。

 各所で散々同じような話がなされていることでしょうが、環境が気持ちロースピードになりましたね。どうあってもマナが必要な【轟破天】視点では本当にありがたいことです。

 

2.今後の身の振り方

 ここからの話はこちらの【青緑ジョラゴン轟破天】をベースに進めていきます。めちゃくちゃ端折って説明するとテンプレの【青緑ジョラゴン】からガイアッシュ+ジウォッチを抜いてシャッフ+完全不明+轟破天を入れたような感じです。

 

wob-manju.hatenablog.com

wob-manju.hatenablog.com

 最近弊学会で激推ししているこちらのデッキ視点で考えると、

  • 【赤青マジック】ラッキーナンバーに6宣言をされて虚無の試合をすることが無くなった
  • 元々有利対面な【アナカラージャオウガ】の数少ない負け筋だった4ターンジャオウガの再現性が低くなった
  • 同速勝負だった【フィオナアカシック】に下方修正
  • 天敵の【アポロ】【青黒魔導具】がいなくなった

 ってな感じでめちゃくちゃ追い風なんですよ多分。

 

 現状次環境でも強そうなのは、

  • 【赤青マジック】
  • 【青黒COMPLEX】
  • 【アナカラージャオウガ】
  • 【巨大天門】
  • 【黒緑アビス】
  • 【黒単アビス】
  • 【アナカラーDOOM
  • 【ラッカゴスペル】

 あたりですかね。新しいアーキタイプとか出てきそうですけども、一旦vsこれらについて簡単な考察をば。

  • 【赤青マジック】:五分
    3ターン目シャッフ「3」宣言で2ターンくらいもらう→大体チマチマ殴られるので増えた手札を起点にデカブツで封殺的な
  • 【青黒COMPLEX】:ド有利
    殴ってくるまでかなりのターンを要する上にハザードも不明もブッ刺さるのでかなりどうにかなる
  • 【アナカラージャオウガ】:有利
    ハザードと不明に相当困ってくれる系 キャディがガン積みされたらちょっと辛いが、救いたいとジョラゴンでマナを伸ばしまくる隙はあるのでどうとでもできる
    そもそも【青緑ジョラゴン】自体がこのデッキに有利だから〜って話で環境に台頭してきたもののはずなので、双月/星域のロスでほんのりスピードが落ちた今なら尚更戦っていけるはず
  • 【巨大天門】:有利
    単純除去が少なめなのでハザードと不明のロックが強く刺さりがち 轟破天を唱えてしまうと盾からの展開を許してしまいがちな点、ハードコアがジョラゴンと不明を無力化してくる点には注意
  • 【黒緑アビス】:そこそこ不利
    鬼のハンデスがキッツイ 極力生き物を立てずに救いたいでじゃぶじゃぶマナを伸ばせば抗える
  • 【黒単アビス】:有利ではなさそう
    シャッフじゃ止まらない形で早々に殴られることも秩序の意志で封印されることもキツい ウォズレックをやめろ
  • 【アナカラーDOOM】:有利っぽそう
    3→5→DOOMからのキーナリーでロックする型なら構造的に有利かも キーナリーを出されてもデカブツは全く影響を受けないし、マナさえ伸ばしていればどうとでもできそう こちらに刺さるメタが積まれたらちょっと困る対面になるか?
  • 【ラッカゴスペル】:五分かも
    シャッフは強く刺さるものの、デカブツポン置きにオリジャor超絶ラッシュ1枚で簡単にカウンターされることが厳しそう 3キルのない【赤青マジック】みたいなマインドで勝負すべきか

 Tier1のマジックをシバくデッキ代表の【青黒COMPLEX】にめちゃくちゃ強いのは嬉しいポイントですが、増えそうなアビス系統が苦手なのは如何ともしがたいですね。

 前期同様、デッキの多色比率を上げてまでガイアッシュを搭載する必要は無さそうです。そりゃ革命チェンジやら踏み倒しやらが横行する世界ではありますけども、2→4→6をしながら4ターン目までにジョラゴンと多色のモモミーズを探したい【青緑ジョラゴン】において、

  • カウンターで踏み倒せないと活かしきれない(=6マナ払って召喚しているような展開の試合は大体負けている)
  • 最大限活かすために序盤から手札に抱えた場合、手札の余裕がほとんど無くなりトップで追い多色を引いたりすると動きが1ターン止まる
  • 踏み倒しを諦める判断をしたとしても、2→4→6ムーブ中(2~4ターン目)は基本的にマナに逃がせない多色カード
  • そもそも現環境デッキ相手には踏み倒しても容易にケアされるorクリティカルに刺さりにくい

 なガイアッシュ、相当厳しいと思うんですよね。無理してでもこいつ積まないと話にならない、みたいな対面ばっかりな環境にはならなそうで安心しました。明確に1ターン稼がせてもらえそうなの、【ラッカゴスペル】だけな気がしますし。

 

③超化獣の実装による轟破天への影響

ヘボットのハイパーコンボ音声すき

アビスを見る度マーダンロウから受けたストレスを想起して毛髪が抜けていってる気がする

 来ましたね、毎年おなじみ新ギミック。デュエマってまだ触れる部分あったんだ……と毎年思ってる気がします。

 現状新弾のカードプールがさっぱり判明していないので、超化獣それぞれの性能というよりは超化獣・ハイパーモードというシステムそのものと轟破天の相性について考察していきます。

 

1.ハイパーモードというシステムと轟破天の相性について

ドラゴン娘に可愛い要素を集約させて、かわりにこっちは激コワキモクリーチャーで攻めていこう 俺が助かる

 端的に言ってめちゃくちゃ相性良いです。以下に相性・良・ポイントを過剰書き。

  • メインステップ中に行える
    →轟破天を唱えた後~アタックステップまでに取れるアクションが増えた
  • 横のクリーチャーをコストにする能力
    →轟破天一枚で超化獣もタップする種もまとめて準備できて嬉しい
  • 任意のクリーチャーをタップできる
    →タップした時・タップしている間に発動するタイプの能力をものすごく簡単に扱えるようになった
  • ハイパーモードによる次の自ターンまでの能力追加
    →メインステップ・アタックステップ・相手ターン中という轟破天を唱えた後の「盤面で勝負・耐久しなければならない状況」の補強ができる

 凄いことでございます。轟破天を経由すれば実質タダでハイパー化できるわけですからね。

 

2.ハイパー化のコストとしてタップしたら面白いクリーチャーの考察

ホントに出るのかビロムとベロム

 ハイパー化のコストとして轟破天の使用後にタダで自軍をタップさせられるとあれば、流石に何らかの技術革新が起きていることでしょう。

 これまでもSA・MF付与で轟破天から自軍を寝かせることはできたわけですが、「メインステップ中に」「攻撃するリスクを負わずに」「ノーコストで」「好きなクリーチャーを」タップさせられるようになったのは初めてのはずです。

 というわけで、タップした時およびタップしている時に何らかの面白アクションを起こせるクリーチャーをピックアップしていきます。

 本当は轟破天とくっつきの良さそうなものを抽出するつもりだったんですが、後々自分が見返した時に便利そうだったので、あんまり轟破天轟破天していないものも含めて列挙していく形で進行します。サイレント・スキル組は全員「だから何?」って感じのテキストだったので割愛。

 

まずはオーソドックスなものから 最低限のことはできそう

 

破壊もプリン効果もブレイクも敗北回避もできる
オジソンは轟破天経由ならハナからタップインだけど、盾から来た時も超化獣がいれば再度寝かせられるの偉いと思う

 

GR召喚、オーラのプレイ、墓地回収、攻撃強制……
思ったより幅のある世界のようで ファブノーレはずっと使う機会を窺ってたんでうれしい

 

真っ当に強そうシリーズ
封殺は鉄板よね

 

真っ当に強そうシリーズその2
全部同じじゃないですか!?

 

真っ当に強そうシリーズその3
上手く使えたら気持ち良かろうね

 

山から展開

 

手札から展開
ミステリカはもうひと手間必要だけど 見合う派手さはある

 

墓地からも展開

 

何故か手厚い時飛ばし

 

変なドローシリーズ

 

変すぎるシリーズ
ジューンブライドと好敵手は普通に強いけど わざわざハイパー化のコストにする必要はない

 

ここ一番変
なんでそんなに多彩なんだ 相手のクリーチャーを寝かせ続けるだけの道筋が

 

まとめ

今年度もまだ諦めてないからな 破天九十九+九語の実装を

 かつてないほど喜びを持って迎えられた殿堂発表+新年度戦略発表だったと思います。不意打ちのアポロ本体規制が喜びにバフをかけてくれてますねこれは。

 まだまだ環境に抗っていけそうなことも嬉しいですが。何より喜ばしいのは、超化獣のおかげで今年度も轟破天アップデートが継続して行われそうなことでございます。タマシード推しの王来MAX期、かなり渋い顔してましたからね私。

 新カードをワクワクしながら迎えられること、ゲームを楽しむうえで大事なことでしょうからね。ハイパー化したらすごいけど条件が激重!みたいな轟破天轟破天した超化獣もきっと出てくるでしょうし。

 未来に希望を託して、具体的には【キャベッジ】【青緑ジョラゴン】に次ぐ第三の轟破天轟破天したアーキタイプが生まれることを信じて王道篇を生きていきましょう。ガイアハザード連中のリメイクもお願いします。マジで。

 

 ここまでご覧いただき、ありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。

 

轟破天学会 はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

【轟破天目線】新弾カードレビュー【デュエパデッキ・邪神と水晶の華編】

要旨

  1. 新弾カードレビュー(エキサイティング・デュエパ・デッキ+邪神と水晶の華編)
  2. サエポヨ&ユキぴょんを神棚に飾ろう
  3. 他のエキサイティング新規も粒ぞろい
  4. スペックだけは轟破天に寄り添いまくっているデカブツ
  5. 轟破天を早撃ちすることの弱さ・その補い方

序論

 村民・風邪と花粉と低気圧・まんじゅうです。どうして神はこんなに人間を脆弱に作りたもうたんでしょうかね。いやもう……本当にキツイ……。

 

 カスの気候に弄ばれながらも、やっていきましょうカードレビュー。今回はDM23-BD4~7 エキサイティング・デュエパ・デッキ編DM23-EX3 邪神と水晶の華編です。貯まった分をまとめて消化。

 全カードにシナジーを見出せるほどの慧眼は持ち合わせていないので、轟破天を使う上で何かしらの影響がありそうなカードを数枚ピックアップ。星1つ(★☆☆☆☆)~星5つ(★★★★★)の5段階で評価していきます。

 

本論

①雪精 サエポヨ&ユキぴょん / ハンマー・チャージャー

崇拝

 評価:★★★★★★

 神。

 神過ぎてコイツの話だけ当時ド長文で呟いてたので、そちらを引用。

 

 ……というわけで、本当に強いです。世界を変えたカードなので★6つ。

 「こんなすごいカード、何かしらループに使われたりしてめちゃめちゃ高騰しちまうんじゃねえか!?」という恐れから、やけにたっかい初動で8枚くらい押さえたんですけども。結局そうはなりませんでしたね。ルピアターンなんて特に何もしてなくてもアレなのに。

 競技環境で戦う上で必須になってくるかと聞かれると……めちゃくちゃ強いカードとは言え、現状ちょっと怪しいので何とも言えませんが。5000VT同様、これからの【轟破天】を考えるにあたって間違いなく強めの選択肢の一つとなるカードなので、轟破天スキーな皆様は今のうちに4枚確保しておくことを強くおススメ致します。

 

②K・アトラン&キング海賊団 / アイアイサー・チャージャー

サエ&ユキとパワー交換してくれ 頼む

 評価:★★★★☆

 轟破天……というよりは青入り【キャベッジ】のカード。キャベツの強化は轟破天の強化とほぼ同義なので大丈夫ですね。大丈夫ですよ。

 あまりにも凄すぎるサエ&ユキの陰に隠れていたのでそこまで言及していませんでしたが、【キャベッジ】に入るコイツは中々良い味を出してくれるんですよね。けみくろが動画出してたのでそこそこに周知されてそうな話ですが、

  • ラパダイスでコイツを拾う→手持ち無沙汰なタイミングに実質4マナでラパダイスを再使用する
  • 2ターン目2コスブースト→3ターンアイアイサーからの2コスブーストで4ターン目に6マナ到達
  • 3ターン目プラントボ(3→5)→4ターン目アイアイサー(6→7)からのプラントボ(7→9)で5ターン目に10マナ到達

 という感じで、かなり序盤の動きに幅が生まれたんですよね。うれしい。

 【キャベッジ】の10マナって相当大きくてですね。ここまで来ると轟破天を唱えられるのはもちろん、ジャンボ・ラパダイス+ロマネアースを一息にプレイできるようになるんですよ。プレイしててかなり気持ち良さそうですよこれ。

 ギャイアがブッ刺さりまくる+今よりちょっとスローリーな環境になってきたら、是非とも使いたいんですけどね【キャベッジ】。あんなに初動安定するデッキもそうそう無いですし、そこそこ無理無く轟破天積めるし。

 

③ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」

床から天井にかけて筒伸びてるタイプの魚の展示すき

 評価:★★★★☆

  • パワー12000以上の単色=【キャベッジ】適正
  • コスト10のクリーチャー=ミカドレオ適正(+一緒に入りガチなベンの墓地→マナ能力が、受け札として勝手に墓地に落ちる特性が噛み合っている)
  • シンプルに強い受け札=うれしい
  • 多面展開メタ=このカードの存在自体が相手に圧をかけられてうれしい
  • スマッシュバースト=盤面処理しつつアタキャンできてうれしい

 いや~強いですね。世界が広がる味がします。今後も選択肢に挙がり続けるカードになることでしょう。

 高級カードになっちゃいましたが、4枚持っておきたいですねこれは。【フィオナアカシック】が殿堂発表で痛い目を見てくれたりしたら話も変わりそうなもんですが。

 

④「戦鬼」の頂天 ベートーベン

かっこよすぎ 莫大な富を得たらこれになるべく奔走しようかな

 評価:★★★★☆

 早期着地・マナ加速or手札補充・マッハファイター・攻撃制限・除去耐性・フィニッシャー適正……という、【轟破天】が欲する要素のほぼ全てを一手に担うスーパーマン。だからって3000円とか4000円みたいな値が付くのは違うと思いますけども。

 こんだけ強いやつがいるなら水晶ゼニス軸の【轟破天】も楽々組めちまうなぁ~!……と、新弾と真面目に向き合うまではウキウキしていました。

  • 速度的に厳しい:華咲か→シャングリラクリスタルみたいな理想ムーブを辿れないと、具体的には種族らのような現代スペックに抗えない
  • リソースが細い:華咲かとベンがある分他文明の水晶ゼニスよりは相当マシだが、それはそれとして新弾で固めるとしんどい 轟破天をボトムに返す時に怒り狂いそうだからカナザーも入れたくない
  • 受けが心許ない:後ろ寄りなデッキなのにGSや確定延命防御札を搭載しにくい
  • ベートーベンだけでは轟破天のフィニッシャーとしてあまりに弱い:ベートーベンよりデカい生物やスレイヤー持ちが出てくるだけで破綻し得るプランに身を任せたくない
  • そもそも水晶マナのせいで轟破天の出力が絞られる:最小限のクリーチャーで相手に大きな被害を与えなければならない

 ……という感じで、想像の何倍も【轟破天】というデッキタイプに水晶ゼニスがマッチしてくれなかったんですよ。フィニッシャーが裏向きでマナに落ちてほしくないがために、わざわざ一旦手札に回収して埋め直す……なんてことやらされますからねこのコンセプト。

 そうしたしがらみを乗り越え、とりあえず作ったデッキがこちら。

 

轟破天三十八語 ~こんなにしんどくなるなんて思ってなかった~

デッキに自信が無い時大体「轟破天」じゃなくて「轟」って書いてる

 本当に自信がありません。ベートーベンという激ツヨクリーチャーを有して尚、ここまで辛くなってしまうのは何なのでしょうか。

 

水晶チャージャーの裏向きが任意だったり水晶マナも轟破天から任意で射出できたりしてたら世界を変えていたかもしれない1枚
 / なんでまだそんなに高いんですか

 華咲かやら水晶チャージャーの力でベートーベンの早期着地に全力を注ぎ、轟破天からワスプメリサとエムラクールを射出してマッハファイター滅殺6をお見舞いするのがデッキのコンセプトです。

 ラグナカリプスとの引っ付きの良さからインカを(水晶チャージャー目当てで)入れていますが、……というか中盤のリソース稼ぎをスムーズに行わないと話にならないので入れさせられていますが。

 私は相手のマナを固定して一方展開をするタイプの轟破天フィニッシュを(カウンターに対する弱さから)全く信用していないので、支障が無ければReライフあたりに交換してもいいと思います。今回に限ってはエムラで相手のマナも焼きに行けるので、そうした一方展開も悪くはないのですけども。

 

⑤水晶の王 ゴスペル

初動の安さ何だったんだろうね

 評価:★★★★☆

 轟破天を踏み倒せる貴重な人材。優秀な種族やブロッカーという属性、自己軽減や呪文回収能力のおかげで、貴重な人材の中でも指折りに使いでのあるおもしろクリーチャーです。

 環境でブイブイ言わせている【ラッカゴスペル】の劣化になるのは承知の上で、とりあえず轟破天を踏み倒してもらおう!とシンキングした結果がこちら。

 

轟破天三十九語 ~ラッカゴスペルと巨大天門を足して3で割ったみたいな強度~

どっかに枠開けてツインパクトマップ入れたい
多分配球と入れ替えなんだけど 結構2ブ良い味出してるんすよね

 巨大設計図が強すぎて、良い感じにデッキになってくれました。

 

どういう生物?
/ 最近色々な責任を背負わされている人
 / 予算が無いとバリバリケドケドに置き換えられる人

 巨大設計図で諸々回収→石柱でブースト&墓地肥やし→マッハ・ナックル+ゴスペルからの轟破天で、理論上は4ターン目にtypeRとウィズダムを立てて相手をガッツリ縛れるんですよ。4ターン目に全てが揃っていることなんてそうそう無いので、大体5~6ターンくらいは必要になってくるんですけども。

  • 轟破天を早く唱えてもマナが少なくて出力がへなちょこになりがち→できるだけ少ない枚数のクリーチャーでほぼ勝ちの盤面を作りたい
  • 動きにあまり余裕が無いので極力トリーヴァカラーでデッキをまとめたい
  • ゴスペルのためにできるだけデッキをツインパクトカードでまとめたい
  • ついでに巨大設計図+ゴスペルのおかげで増えまくる手札をフィニッシュに活かしたい

 という願望を上手く叶えられたんじゃないかと思います。スタジェムの存在を教えてくれたインターネット・フレンズに感謝。

 

まとめ

なんか……あんまりネタ浮かばなかった……
新規性見出せなかったし 枠圧縮できてんのは間違いないんだけど

 新弾カードレビュー、デュエパデッキ・邪神と水晶の華編でした。

 いや~粒揃いでしたねこの2ヶ月。ホクホク。↑のやつも新規性見出せなかっただけで全然強いですし。

 3月は暫定新商品も出なさそうなので、しばらくはゆっくり殿堂後の環境について想いを馳せていきましょうかね。よっぽどのことが無い限りはしばらく【青緑ジョラゴン】と共に競技環境を走ることになりそうですが、欲を言えばサエユキを上手いこと使える激ツヨデッキが生まれたりしてほしいなと思ってます。……どうせ轟破天は絡まなそうですけども。

 

 ここまでご覧いただき、ありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。

 

轟破天学会 はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

【真面目デッキ紹介】真・轟破天搭載型青緑ジョラゴンの解説

要旨

  1. 真面目なデッキ解説回Part2
  2. 前回紹介したリストとの差分についての話
  3. 超CSⅥ環境におけるニンジャ・池ポチャへの信頼とガイアッシュへの不信

 

 

序論

 村民・2月のあけおめ・まんじゅうです。2024年に入ってからこっち、超CSⅥ群馬に向けてひと月クソ真面目に調整をやったり、超CS明けに1週間インフルで寝込んだりでどったんばったんな日々を送っていました。

 

世間が2→4→6を絶対に許さない速度で動かない限りは、当面この軸で轟破天轟破天していけると思います 本当にちゃんと強いので

 今回も真面目なデッキ紹介回。以前紹介した轟破天入りの【青緑ジョラゴン】について、超CSⅥ環境に合わせて調整を施した改良版の解説を行っていきます。

 改良前のリストと重複する採用カードの解説はサクサク流していくので、より詳細に知りたい方は↓こちら↓のリンクから前回の記事をご参照ください。

 

wob-manju.hatenablog.com

本論

①デッキレシピ

改良前

あくまで環境的に難しくなってきただけで、このリストも悪くはない シンプルなので

 

改良後

轟破天三十七語 ~救いたいも池ポチャもいるんだからピンでもどうせアクセスできる~

これがワイの答えや
※ワイの個人的な見解なので全ての人のとっての答えとは限りません

 上述の通り、ここからは主に2つのデッキの差分について解説していきます。

 

②新規採用・枚数増カード解説

・《フェアリー・ライフ》

4枚採用の道を選んでいたら春夏秋冬フルアート版にしてたと思う かわいいので
今でも隙を伺っている かわいいので

 採用枚数増加。1枚→3枚。

 3~4ターン目にはビッグアクションを取ってくるデッキが多い現環境において、2ブを引けないと本当に話にならないのでどうにかして増量。……そうじゃない環境の方が少ない気がするので、純朴に2→4→6するデッキはどうあっても11枚くらい初動を積まされる運命なのかもしれません。

 シャッフの採用により2→4の旨味が増したため、然程デッキパワーが落ちた感覚はありませんでした。見切り発車で小突いてきた【赤青マジック】相手に踏ませると大変気分が良いです。

 可能な限り相手に見せずに隠しておくと、素のライフを搭載しなければならないほど必死なデッキであることがバレにくくなってお得です。Reライフと魔陣だけが公開領域に落ちまくった試合、【アナカラーグラスパー】と勘違いしてくれたお相手がラッキーナンバーで(多分九番目の旧王警戒の)「5」を宣言してくれたりしたので、覚えておくとどこかで役に立つかもしれません。

 

・《裏斬隠 カクシ・レシピ》

腰にちょきんぎょ着けてない?

 【赤青マジック】への対抗策として採用。2投。

 ピン刺しでも4コスブーストのついでにアクセスできはするものの、わざわざ相手に「俺ニンジャ持ってっから!」と見せびらかしてしまうといくらでも対策されてしまいそうな気がしたのでこの枚数に。ジョラゴンやらデカブツやらを見送ってまで拾いたくなさすぎますからね。

 たま~に【青黒COMPLEX】やら【巨大天門】やらシャッフに睨まれた【フィオナアカシック】がプレイしてきたブロッカーを止めて無理矢理リーサルを狙いに行くことも。どのデッキもシャッフの宣言は呪文ケアなどのために取っておきたいので、覚えておくとどこかで役に立つかもしれません2。

 

・《奇天烈 シャッフ》

昨日の敵は今日の友

 対【赤青マジック】・【フィオナアカシック】用決戦兵器。コイツら相手に引きこめると試合の流れを一気に掴める点、他の対面にも腐りにくい点から3投。

 【青黒COMPLEX】の波に乗って何度目かの環境入りを果たしたこのカード、2ブを11枚も積む羽目になっているこのデッキでも良い仕事をしてくれます。先行3ターン目で走り切ってくる【赤青マジック】には無力ですが、そんなものに対抗できるデッキの方が少ないので気にしない方が精神衛生上好ましいです。

 【赤青マジック】はcip+次ターン攻撃時の「3」宣言で2ターンくらい泡を吹かせられますし、【フィオナアカシック】にはブーストの「3」かネバーの「5」、死にたくなければ魔の時刻の「6」のどれかを適宜宣言すればかなり良い感じになれます。

 モモミーズの能力で踏み倒す先としてもそこまで悪くないのがありがたいですね。既に展開された相手のクリーチャーを完全に足止めするのは、完全不明でも不可能ですし。

 

・《五番龍 レイクポーチャー ParZero》

シクAのフレーバーすき シクBのフレーバーもすき
おててが可愛い通常版もすき 悩ましいぜ

 中速コンボデッキの救世主。2枚コンボだろうと6枚もトップを見せてくれたら大体どうにかなります。2投。

 従来のリストでは「4ターン目のジョラゴン+デカブツを決められそうにない時のお茶濁し枠」としてガイアッシュを採用していましたが、改良版のリストでは彼にその役目を担ってもらいます。5コストなおかげで2→4シャッフから繋げられたり、多色の引きすぎで6マナ目をアンタップインさせられないタイミングでもプレイできるのが嬉しいところです。

 サーチ能力は言わずもがな超強力ですが、ボトムに帰す枚数の多さも魅力のひとつ。魔陣やライフプランといったボトム操作カードをそこそこな枚数搭載しているおかげで、現実的なラインでゲーム終盤のデッキを思うがままに操れるのです。とりあえずデカブツや轟破天を上の方に配置しておくと良い気分になれますよ。

 ジャストダイバー+ブロッカーという点も、【赤青マジック】やジョラゴンにバトルを仕掛けてくる高パワー・スレイヤー持ちへの妨害として優秀ですね。完全不明と並べれば「ほぼ間違い無く死なない1ターン」をもたらしてくれます。おまけに除去までできるとくれば、最早池ポチャ無しの生活は考えられません。

 

③不採用・枚数減カード解説

・《ライフプラン・Re:チャージャー》

ミームも「「コンテンツの一生」の終盤」臭が漂ってきた
最早こんなことに言及すること自体がナンセンスだけど

 同じく4コスト帯であるシャッフに枠を譲る形で枚数減。救いたいと合わせて6枚ほど確保できていれば2→4→6ルートもそこまで辛くはないだろう、という目測でこの枚数に。

 4ターン目のジョラゴン始動率と防御力はほんのり低下しましたが、プレイすれば2ターンほど稼いでくれて盤面にも能動的に干渉できるシャッフの方が環境的にマッチしていたので然程苦しさは感じませんでした。ニンジャを採用した関係で以前より枚数が欲しくなってはいるんですけどね、流石に宇宙最強ブーストカードであるところの救いたいを押し退けるまでには至りませんでした。

 

救いたいの方を再録してくれたっていいじゃないか こっちも初再録だから嬉しいけども

 余談ですが、調整段階ではこの枠をハロウィンズ・カーニバルにするか大真面目に悩んでいたんですよね。デッキの多色枚数が8枚まで減ったおかげで、実質2~3コストのマナ回収カードとして運用できるようになったこいつはしっかり強力でしたよ。

 「【赤青マジック】がいる環境でGS減らすのは流石にキツイんじゃねえか」という友人の正論ビンタに耐えられなかったので(?)抜きましたが、GSの価値が低い時代になったら全然ワンチャンあると思います。少なくとも多色のウマキンよりは何倍も。

 

・《極閃呪文「バリスパーク」》

言葉遊びとしては気持ち良いんだけど 絶対防御のことをゼツボウって発話するタイプの味方いたら戦闘中ちょっとイラっとしそうだな

 シンプルに枠が足りなくなってきたので0枚に。マジで欲しいんですけどねマトモな受け札。

 前回も触れた通り、コンセプトにはめちゃくちゃ噛み合っているんですが。環境的にどうしても搭載したいシャッフやら、それに伴って欲しくなった追加の初動やらを減らしてまで、受けにしかならないカードを積みたくはないなと。

 

・《流星のガイアッシュ・カイザー》

固定観念を壊していこう ジウォッチも疑ってみるといいよ
  • 2→4→6しなければ話にならない+多色のモモミーズを抱えて4ターン目を目指さなければならないデッキにおいて、多色という属性が致命的に弱い
  • 相手の踏み倒しにカウンターするのが一番強いカードなのに、↑のせいでまともに手札にキープできない
  • 2ドローもコスト軽減もSA止めも、リスクに対してリターンがあんまり嬉しくない
  • ので、踏み倒してもあんまり助からない
  • 一番効果的に踏み倒せて攻撃制限も効くはずの【赤青マジック】対面にも、ヒメカットやら新キューブリックがいるせいでマトモに機能しない

 という事情で全抜き。全抜き直後はガイアッシュレスな事実がめちゃくちゃ不安にさせてきたんですが、池ポチャやらシャッフのおかげで全然苦しくなくなったので無問題でした。

 なんでみんな平気な顔して【青緑ジョラゴン】にコイツ4枚搭載した上でウマキンやらシウバやらの多色カード捻じ込めてるんですか。どうなってんですか引きの強さ。こちとら多色8枚でも手札に抱えなきゃいけないモモミーズのせいでヒーコラ言ってんのに。

 

・《キングダムオウ禍武斗/轟破天九十九語》

王道篇 マジで 期待してるからな オウ禍武斗フィーチャー

 枠に余裕が無さすぎて2投からピン刺しに。辛い。

 実際問題、魔陣・救いたい4とライフプラン・池ポチャ2があれば盾以外にはほぼアクセスできるんで、多分これで良いんですけど。何なら相手の不意を突けた方が強かったり、相手によっては普通にハザードのロックをフルで活かしながら殴った方が良い感じなんですけど。心が。泣いています。

 

④その他採用カード解説

・《フェアリー・ギフト》

パデッキでの再録、本当に偉い

 ガイアッシュを4ターン目に出してもあんまり良い気分になれなかった旧構築と異なり、2コストのシャッフや3コストの池ポチャを生成して良い気分にさせてくれるようになったカード。池ポチャのcipでワンチャン1コスト生物を確定で除去できるようになった点も込みでお得感が増しました。

・《フェアリー・Re:ライフ》

こっちにも春夏秋冬みたいな4種類の何かしらを作ってほしい

 これ(説明)いる?

・《地龍神の魔陣》

コロコロ付録版、やたらとメルカリに溢れてた時に買っとけばよかったなあとショーケースを見ながら思う

 どれだけ多色を忌み嫌おうと、流石に抜けない神の初動。

 シャッフに着地+攻撃の2アクションで2ターンくらい稼いでもらうゲーム展開になった時、攻撃するターン=5マナのターンってコイツをサーチモードでも使ってあげられるんですよね。ホント~~~にありがたいんですよこれが。

 

・《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》

しばらくこのデッキを超える轟破天に巡り会えない気がしたから気合入れて光らせた

 宇宙一強いブーストカード。やっぱり4確。マナのデカブツを再利用できるこっちの方がウマキンより【青緑ジョラゴン】にマッチしていると思います。都合の悪いタイミングでは絶対に多色を引きません!!という自信のある方はウマキンでも良いかもしれませんが……。

 手持ち無沙汰になりがちな8~9マナ帯、これ+シャッフ・池ポチャでそこそこ強めなお茶濁しができるようになったの結構アツいです。

 

・《MAX-G ジョラゴン》

しばらくこのデッキを超える轟破天に巡り会えない気がしたから気合入れて光らせたPart2

 引けないと始まらないので4枚据え置き。

 受け札のバリスパークがデッキから抜けてしまったので、より敗北回避能力への依存度が高まりました。忘れがちな能力なのでしっかり頭に叩き込んでおきましょう。盾からハンドに来たコイツ×2に気付かず(ノーGSか……終わった……)で投了しかけた僕を救ってくれたチームリーダーには頭が上がりませんin超flat-CS 2nd。

 

・《完全不明》

銀トレで新規絵来ないかな

 やっぱジウォッチよりこっちですって奥さん。アイツアタックフェイズになるとサボりますよ奥さん。

 両者のスペック比較は前回(リンク先ちょい下 《完全不明》の項)やっているので割愛。何かの間違いでジョーカーズかレクスターズの時飛ばしクリーチャーが出てきたら流石に話が変わりますが、どうせそんなことは起こらないのでこれからもコイツと共に生きていこうと思います。

 

・《自然の四君子 ガイアハザード》

王道篇 マジで 期待してるからな マジで ホントに

 ホントは4枚くらい積んで4ターン目の動き安定させたいんですけどね。枠が。

 【青黒COMPLEX】ほかCOMPLEXを軸にしている系のデッキは、大体コイツorコイツをコピーしたジョラゴンを投げつけてあげると発狂して弾け飛んでくれます。非クリーチャーの確定除去には無力ですが、基本的にその隙に伸ばしたリソースでゴリ押ししていけるのでほぼほぼ無問題です。

 

・《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ’22》

じゃあな魔道具!二度と帰ってくんなよ!ペッ

 4投。そりゃそう。

 ガイアッシュ+バリスパークを不採用にした関係でちょっと素出ししにくくなりましたが、どうせ踏み倒す前提なデッキなのでそこまでダメージはありません。

 

まとめ

立役者たち サンキューあごぴ

 当学会3度目の真面目・デッキ解説の補足資料でした。

 一月後には新殿堂の施行によって環境が大きく変わりそうですが、どうせこのデッキは被害を被らないはず+どうせド不利対面の【青黒魔道具】が甚大な被害を被るはずなのでまだまだ戦えると思うんですよね。ダブル希望的観測。ついでにアポロ系も滅べ。

 ガイアッシュの固定観念から解き放たれたおかげでかなり柔軟なデッキになったはずなので、3月以降も末永く付き合っていきたいものです。普通にガイアッシュが強い環境になったらそれはそれで良いわけですし。

 

 今回の超CSⅥ、縁あって紳士デュエマでおなじみあごもんさんとリストをシェアして戦ったんですよ。年明けからの1ヶ月間一緒にアイデア出し・ブラッシュアップをしてもらったおかげで、かなり満足のいくリストに仕上がりました。

 このデッキが真っ当に環境デッキとシバキあえるようになった↑の3枚の投入+ガイアッシュとの別れも、僕ひとりでは辿り着けない結論でした。ありがとう強い漢。マッチ運がアレすぎてお互い戦績はアレでしたが。

 

 デカいイベントもGPまでは無さそうなので、しばらくは学会活動に精を出していきたいですね。年始のどったんばったんのせいでウルトラ・轟破天・カードであるところのサエポヨ&ユキぴょんに言及するタイミングを完全に見失ってしまったので、商品展開が落ち着きそうな3月にでも水晶の人たちと一緒に触れたいところです。あと殿堂発表への所感。

 ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。 

 

轟破天学会 はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

轟破天目線で振り返る2023年のデュエル・マスターズ

要旨

  1. 今年起きたことを轟破天とこじつけて振り返る回 2023年版
  2. 相性の良い新カードとか悪い新カードとか大会で勝った轟破天の話とか

 

序論 ~もういくつ寝ると《1月》Part3~

 村民・今年良かったアニメはREVENGERと文ストとスキローと魔王学院の不適合者・まんじゅうです。あとタツノコプロ枠で劇場版ポールプリンセスとアニメタイムズで配信されてたプリティーリズム・レインボーライブ(2周目)。

 

 今年もやってまいりました、年末特別編。2023年に起きたデュエル・マスターズを取り巻く出来事を、ひと月ごとに轟破天目線で振り返っていきます。

 このまえがきを書いている時点ではロクに記載する内容をまとめられていないため、ライブ感マシマシで12ヶ月を思い返しながら書き下します。思い返すというかX(旧Twitter)で「轟破天+(日付指定コマンド)」で検索するというか。

 

本論

1月

 ……今年の1月なんも無くないすか?クリエイターズレターと神アート第3弾のPV出したくらいですよ公式の動き。

 轟破天 since:2023-01-01 until:2023-01-31でパブサしてもフェス優勝くらいでなんも引っかかんなかったので、来月から頑張っていきましょう。「これは轟破天だったぞ!」というイベントの見落としのご指摘は、当月に限らず記事公開後も絶賛募集中です。

 

2月

・DM22-EX2 デュエル・マスターズTCG ヒーローズ・ダークサイド・パック ~闇のキリフダたち~ が発売

今後数年アビスを擦るために墓地でどれくらいインチキしていいかテストしてた説ちょっとすき

 ↑以外は良いパック、と名高いエキスパンションが発売。弊学会でもレビューをやりました。

 

wob-manju.hatenablog.com

鬼の歴史でもリコーダーはリコーダーなんだな

 最も轟破天轟破天していたのは、やはりルピア炎鬼でしょう。2枚目以降の単騎マグナム欲しいけど実装されるわけねえよな~と思ってたので、狂喜乱舞した覚えがあります。

 色の都合はもちろん、そもそも単騎轟破天をしたいタイミングが今年はあまりなかったので、実際には真面目なデッキで運用できてはいませんが。宝剣を自然に3~4投できるようなデッキに巡り会えたら、是非とも採用したいところですね。

 

・轟破天でクリーチャーを出す際の挙動周りの裁定が変更 一部の進化クリーチャーが射出困難に

 ↑に貼ったレビュー記事のキャプションで思い出しました。嫌な事件でしたね、こればっかりはシンプルに弱体化ですし。

 【轟破天】には大体フィニッシャーが複数枚積まれがちなので、1体目をスカせば大体2体目を出せはするんですが。勝つために要求されるマナの枚数が1枚増えるだけで、十分しんどくなれますからね。嫌でしょ5色のカード2枚マナに落とさなきゃ理想の動きができないデッキ。

 

・おまけ

gachi-matome.com

 当月に出た格安も轟破天でした。こういうシンプルかつブン回るとちゃんと強いデッキ、フリー対戦の場に持っていきやすくて良いんですよね。

 

3月

・2023年春季~施行の殿堂発表

 ビマナがどうしようもないがちな高速コンボデッキや、轟破天の天敵ガル・ラガンザークがしょっぴかれました。ざまあみさらせ。

 ジョー星轟破天というデッキコンセプトは完全に滅んでしまいましたが、あんなどこからどう見ても悪いカード、どうせいつか消えてしまう運命でしたし。光らせるだけ光らせたジョー星にはストレージの奥で眠ってもらうことにします。

 

wob-manju.hatenablog.com

 

4月

・GP2023-1stが開催

wob-manju.hatenablog.com

 アドバンス・オリジナル両フォーマットでGP2023-1stが開催されました。私は↑の轟破天……というかキャベッジで参戦。

 (キャベッジ基盤くらいインチキなリソース稼ぎとマナ射出ができるなら、メインフェイズに使える軽いマナ回収と轟破天を1:1にしてもいいか~)の思いで、泣く泣くいつもの2:2から変更したのですが。【轟破天】として括るからには、せめて轟破天の方をもう1枚無理にでも刺しときゃよかったなぁと。

 

・DM23-SD1 デュエル・マスターズTCG スタートWINデッキ 竜軍・オブ・ボルシャック、DM23-RP1デュエル・マスターズTCG アビス・レボリューション 第1弾 「双竜戦記」が発売

変な俳句と変ににらめっこする1年の始まり

 種族(オレら)、スタート。マジック陣営が何故かツインパクトを激推しし始めた関係で、轟破天どころかこれまでのツインパクト全てが警戒対象になってしまいました。良かったですね。

 

 一番轟破天だったのはやっぱりコイツでしょうね。後に出てくるコレクターと併せて、ようやくツインパクトを軸に現代的なデッキが組めるようになった気がします。

 

5月

・DM23-SP1 デュエル・マスターズTCG スタートWIN・スーパーデッキ 深淵の邪襲が発売

良い塩梅カード

 轟破天性(?)が薄すぎる。強いて言えば上下面でメタをシバき回せるこいつ。

 後に生まれる黒緑アビスも、流石に轟破天ではないですからね。完成されたオレらのシナジーに轟破天を滑り込ませる余地が基本無い、と言った方が正しいでしょうか。

 

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 この時期は世界の轟破天性が薄すぎて、無から轟破天を生み出したりもしていました。なんで?

 

6月

・DM23-SD2 デュエル・マスターズTCG スタートWINデッキ 聖沌・クノイチ・チェンジ、DM23-RP2 デュエル・マスターズTCG アビス・レボリューション 第2弾 「忍邪乱武」が発売
Mikio Masuda 𝓛𝓸𝓿𝓮━━━

 オレらが更に激化していくARev第2弾。詳しいレビューはこちら。

 

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モンスターズ・インクのドアいっぱいあるとこで暴れるシーン

 一番轟破天轟破天していたのは、1弾に続けてマジック陣営のコイツでしょう。現実的に相手ターン中に轟破天を唱えられるようになりたいな~という希望はずっと持っていたんですが、期待を上回るスペックのカードが出てきてニコニコです。

 ジャストダイバー能力のおかげで、コイツをポンと置くだけでもとりあえず1ターン延命させてくれそうなのが嬉しいところ。こちらのデッキが【轟破天】であることを認識したうえでコイツをスルーして殴る勇気は、手札でも枯らせない限りそうそう湧くものではないでしょうからね。ツインパクト寄せの構築なら尚更です。

 

性癖

 この辺のメクレイド8で出せ!みたいなデカくて強い生物の登場も、ビマナ視点でめちゃくちゃ嬉しかったですね。盤面への即時干渉と永続的な行動制限を行える生物、8マナまで進めたころにちょうど欲しくなるんですよ。

 Tuneは本当に轟破天轟破天した性能をしているので、隙を見て使っていきたいですね。シンプルにマナ伸ばして↑のやつらとラゼル=ズバイラルを雑に突っ込んで完全不明+ミカドレオで勝つようなアナカラー轟破天、絶対楽しいですって。

 

竹馬のパワーが12000にならなかったの、未だにふと思い出しては憂いている

 3コスツインパクトチャージャーの実装もアツかったですね。終盤に引いても腐りにくい初動、いつの世も轟破天にはありがたいものでございます。

 中でも竹馬/テイクバックは群を抜いて轟破天轟破天していました。序盤から初動兼除去として機能しつつ、終盤には更なる加速で轟破天のバリューを上げたり実質2マナでメタを退かせる……。すごいことですよこれは。

 

・おまけ

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 当月に書いたこれも轟破天でした。出「る」時誘発で轟破天の処理中にクリーチャーを破壊できる(多分)唯一のクリーチャーである七福神を活かした、面白いデッキに仕上がっています。見てね。

 

7月

・DM23-EX1 デュエル・マスターズTCG 大感謝祭 ビクトリーBESTが発売

コイツを軸に据えた格安が投稿される直前に、開封生放送でコイツの再録が決まったの面白かった 当時550円だったせいで資金繰り超大変だったんだからなテメー

 遊びがいのある新規、優秀な再録を両立させたナイスなエキスパンションがエントリー。……流石に「必勝」刃鬼の再録は……もうちょい手心を……とは思いますけども。

 

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マジで凄い 相手にプレイされても自分があんまり被害を被らない点まで込みで凄い

 轟破天目線で語るなら、今年No.1なエキスパンションはこれで間違い無いでしょう。

 ツインパクト軸を「完成」させたメーテル、優先して取り入れにくかった火文明との結びつきを強くしてくれたオフコース、もう全てが完璧な5000VT……。この日を境に、【轟破天】はひとつ先のステージへと進化したと言っても過言ではありません。詳しくは↑のレビュー記事からどうぞ。

 

8月

・2023年夏季~施行の殿堂発表

 サガ関係はともかく、覇が帰ってきても環境崩壊しないやろ!の判断ができるの凄いですよね。実際壊れてないし。

 覇、轟破天から射出するフィニッシャーとしてはそんなに魅力的ではないのであんまり嬉しくない制限改定でしたが。とりあえずどうしようもなかったサガがいなくなってくれたので、しばらくぶりにメタクリに枠を食われまくらないビマナを組めるようになったんじゃないでしょうか。

 ……この時点で神の試練をプレ殿させてくれてたら、年末現在絶賛活躍中の天敵こと青魔導具やら青黒魔導具は息を潜めていてくれたのでしょうか。ブラッドゥあるからダメか。

 

・DM23-BD1 デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 禁王創来が発売

「とこしえとか使って下手に一方展開しても返しにカード使われて逆転されません?」という疑問に対する変な角度からの回答

 轟破天からはプレイできないことでおなじみヴォルゼオスを主役に据えた、レジェンドスーパーデッキのお出ましです。脇を固めるディスペクター連中は轟破天轟破天しているので良しとしましょう(?)。ベン再録してくれたし。

 

 最も轟破天な新規はおそらくコイツ……なんですが、上述の理由で評価は相対的に低めです。

 一時流行った【アナカラー獰猛キーナリー】ライクなデッキを組むなら全然アリなんですが。全体SA付与でもして轟破天直後の決着を狙ったり、展開された相手クリーチャーをどうにかする手段を搭載したり……というようにキーナリーとは別のギミックやロックを搭載しないと、どうにも轟破天と混ざり合わない気がするんですよね。それならミカドレオ+完全不明の方で良いんじゃないかと。

 

・おまけ

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 7月のビクトリーBESTで形になったツインパクト軸の【轟破天】について、ガチまとめの轟破天解説記事に追記しました。↑のリンクから直接追記部分に飛べるので是非見てね。

 

9月

・DM23-SD3 デュエル・マスターズTCG スタートWINデッキ 革命・アメイジン・マジック、DM23-RP3 デュエル・マスターズTCG アビス・レボリューション 第3弾 「魔覇革命」が発売

カクメイジンからオーロラ唱えて轟破天唱えろは全て……とは言わないけど結構詐欺です

 デュエマのパックってこんなにケチ付けられず高評価されるもんだっけ……と驚いた覚えのあるエキスパンションのエントリー。実際めちゃくちゃ良いパックでしたしね。ずっとこうであれ。

 

かわい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 一番轟破天轟破天してるのは池ポチャでしょうね。ぎゃんかわ。

 カードパワーがぐんと上がる6マナ帯の直前に使用でき、手札の質をめちゃくちゃ向上させながら除去を飛ばせる、ジャストダイバーなブロッカー。時代の進歩をひしひしと感じます。

 

 この記事をご覧いただいている皆様におかれましてはどうかこれだけでも覚えていただきたく、そしてご友人がルールの勘違いをなさっている時には優しく違うのよと教えていただきたく存じます。CSでジャッジを呼ぶ頻度が減ると嬉しいので。

 

10月

・DM23-EX2 デュエル・マスターズTCG 頂上決戦!!デュエキングMAX 2023が発売

原作(?)再現としては面白いんだけど 被害を被る側としては辛さしかない
ミカド不明するデッキなら結構強そう

 過去に開催された大型大会における名場面を切り取ってカード化する、というとんでもないコンセプトを掲げたエキスパンションが登場。こういうアツさは大歓迎です。

 

ジオード割る人のせいで重そうな球が砕けてると全部そう見えてしまう
なんであんなに流行ってんすかね shortsのパワー?

 このパックの中で……いや今年一番【轟破天】を強化してくれたと言っても過言ではないのはコイツでしょう。【青緑ジョラゴン】と轟破天を結び付けてくれた功績は本当に大きいです。

 

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 詳しくはこちら。自信を持って人様に勧められるデッキができて満足です。

 

 この時もっと真面目に考えていれば、新弾発売直後からブイブイ言わせられたかも知れませんね。愚か者め。

 

ジオードの中身に見えてきたな

 ピックアップすべきカードはもう1枚。強いかどうかは別として、一番轟破天の世界を広げてくれたのは間違いなくこのカードでしょうね。

 

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 「新規性のありそうなコンボのパーツになる呪文」という目のこまか~いふるいにかけた結果、残ったカードは僅かでしたが。これまではあまり結び付かなかった呪文という大きなカテゴリーが轟破天の世界に近づいてくれたのは、喜ばしいことですね。

 

・おまけ

 カジュアるデュエマGAMEsメンシサーバーのデッキビルド大会で優勝しました。やったね。

 

11月

 開発部デッキは出ましたけど、この月も実質動き無いですね。次々。

 

12月

・DM23-RP4 デュエル・マスターズTCG アビス・レボリューション 第4弾「竜皇神爆輝」が発売

多分……多分そこまで轟破天ではないんだけど 初動で抑えなかったのいつか後悔しそう

 オレらイヤーを締めくくる、ARev4弾のエントリー。今年も4弾特有の変なカードがたくさんで、デッキいじり人間としては嬉しい季節ですね。

 

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真面目と不真面目

 今弾特に轟破天の世界を広げたカードはこの2枚でしょう。前者はオレらの強い基盤を間借りする轟破天の可能性を、後者は……なんか多様すぎてよくわかんない可能性を見せてくれました。

 

まとめ

デュエパで使っても塩にならない轟破天Part2みたいなカード出たりしないかな

 新カードを中心に、時にこじつけ気味になりながらも。駆け足に轟破天目線で2023年を振り返って参りました。

 

 今年は何と言ってもビクトリーBESTとデュエキングMAX2023……もとい5000VTとオフコースとモモミーズの年でした。コイツらがいればしばらくは、大真面目に轟破天で競技環境にも喰らいついていけそうです。【青緑ジョラゴン轟破天】が手に馴染みすぎて来年以降真面目な轟破天界にアップデートが施されるのか不安ですが、多分去年も【キャベッジ】を見ながら同じことを思っていた気がするので杞憂でしょう。

 オレらのおかげでツインパクトという大きな大きな括りがまとめて強化されたのも嬉しかったですねぇ。これまでもズブズブだった水文明との関係がますます深まっていってしまいそうです。何ならオレらイヤーが終わった来年も、しょっぱなから↑のデュエパデッキが待ち構えていますからね。

 

 まだまだ広がり続けるデュエル・マスターズの世界の中に、これからもできる限り多くの轟破天性を見出していこうと思います。

 ここまでご覧いただき、そして本年も変わらぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。来年もよろしくお願い致します。

 

轟破天学会 はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

 

【轟破天目線】新弾カードレビュー【竜皇神爆輝編】

要旨

  1. 新弾カードレビュー(竜皇神爆輝編)
  2. 嬉しいマナ加速各種
  3. 単色+マナ加速+確定除去+S・トリガーの成立にここまで時間がかかるとは
  4. 可能性感じ竜 ゴルファンタジスタ
  5. 祝!轟破天から出せる無限掌
  6. 言うほ-do-やれること増えてなかっter

序論

 村民・ポールプリンセス良いですね・まんじゅうです。タツノコの3D映像技術の凄さはプリティーシリーズで十分理解しているつもりでしたが、ド最新のものを劇場で浴びると……違いますねやっぱ。文脈とか関係無くただただ美しさで涙を流せる経験、貴重。

 

 例によってやっていきましょうカードレビュー。今回はDM23-RP4 竜皇神爆輝編です。

 全カードにシナジーを見出せるほどの慧眼は持ち合わせていないので、轟破天を使う上で何かしらの影響がありそうなカードを数枚ピックアップ。星1つ(★☆☆☆☆)~星5つ(★★★★★)の5段階で評価していきます。

 

本論

①マナ加速各種

 なんか急に優秀なやつ増えましたね、時代の進歩であることだなぁ。

 轟破天……というかビマナ視点でうれし~となった3種について、コストが軽いものから順に触れていきます。

 

・ア:ロックロ

鷹の爪(食材)みたいな爪

 評価:★★★☆☆

 何枚目かの3コス2ブーストカード。現状の就職先は思いつきませんが、あればあるだけ嬉しいですからねこんなん。

 墓地に落ちるタイプの2コスブーストから繋げば、3ターン目に多色をマナに逃がしながら4→7のルートを辿れるのは良いですね。手札消費エッグいですけど。

 マナに触るのは轟破天というデッキの性質上簡単にできますが、墓地に触るのはデッキが黒くないと大変がち。墓地に落とされたフィニッシャーをマナに帰したり轟破天をマナ経由で回収したりがしやすくなる緑単色の初動、というこのカードは中々面白そうです。

 

・蓄命呪文「ガッツシル・チャージャー」

○○呪文シリーズの手がリアルじゃなくなったせいでイヌカレー感が削がれてしまった ちょっと寂しい

 評価:★★★★☆

 手札の質を上げつつ1ブーストするかフェアリーソングしぐさをするか、状況に応じて選択できるのはビマナ視点めっちゃ嬉しいですね。終盤も腐らないブースト、マジでデカいです。

 同じ土俵に立っていそうなウマキンやら救いたいやらとの差別化のために、2→4→7ルートをメインに据えたデッキへの採用を検討したいところ。ロストソウルやメヂカラやパワーロビンやファタルエレガンス、新しいゴルファンタジスタあたりをお供にしてあげたいですね。

 

・紐技の妖精

(自主規制)すぎて(自主規制)になっちゃった

 評価:★★★☆☆

 ステゴロ/お清めのちょうど中間みてえな能力とコストの女。

 これまた現状での就職先は……それこそこいつはジャイアント軸に入ったりするんでしょうけど。メインフェイズにマナ回収ができるカード、本当に貴重なんですよね。

 どちらの能力も任意なの、時代を感じますね。どんどんこういう方向で感じていきたいですね時代。

 

2.ア:モグチッツ

ゲネル・セルタスってかMH4って10年前なんすか ひええ

 評価:★★★☆☆

 祝・確定除去+ブーストトリガー実装!生まれてきてくれてありがとう!!

 記憶が正しければ、クリーチャーの位相も気にしなくて良い確定除去と手札を減らさないマナ加速を兼ね備えたトリガー、これが初めてなはずなんですよね。……なんかありましたっけ他に。あったとてマトモに運用できなそうだったからこんなに嬉しいはずなんですけど。

 これだけのシンプルな行動を防御手段として運用するまでに、ここまで長い時間がかかるとは思いませんでした。G・ストライクが無い時代に実装していてくれていれば使い倒してたと思います。

 ワンチャン……というか結構な確率でデカめの肉として殴り返しをしてくれる点も素晴らしいですね。シンプルに6→8の繋ぎで召喚するだけで全然悪い気しませんし。

 

3.超重竜 ゴルファンタジスタ

バッター(OFF(ゲーム))みたいな背中の人

 評価:★★★★☆

 ジャイアント、轟破天になりました。……別にジャイアント側が轟破天を求めていないのは百も承知ですが。

 

何でもござれ

 放置したらヤバイ生物の横にこいつらが付いてくるってだけで、異常に強いですからね。フェシー連中みたいに革命チェンジ限定の能力にならなかったおかげで、普通に召喚するだけで機能するのがもう嬉しゅうて嬉しゅうて。地味なアンブロ付与も美味。

 ここまででも十分強力なんですが、やっぱり特筆すべきは終極宣言によるアホアホリソース稼ぎでしょう。7マナで召喚してマナから踏み倒しをしたとしても、次のターンには最低でも12マナ+何枚かの手札を確保できるわけで。

 カード情報が出てきた当時は踏み倒したいような6以下ジャイアントの層が薄かったので、轟破天をしているような余裕をあんまり感じなかったんですが。細技やらトライクラブやらが出てきてくれるんなら、流石に轟破天轟破天してきてると思うんですよね。

 

 素直に殴るだけならどう考えても素直なジャイアントの方が強いので、山削ってシャコで勝つなりデカブツでロックするなりの方向に舵を切ることに……なると思うんですよ多分。もうずいぶん長いこと轟破天から完全不明を出す生活を続けていたので、不明が適切ではなさそうなタイプの轟破天のフィニッシュ手段の作り方、頭から抜けてる気がします。困った。

 ここさえ上手く詰められたら良い感じのデッキを作れそうではあるので、なんか捻り出したいところです。とこしえ絡めて一方展開+ブラキオモアイとか……余裕ありますかねえ。

 

4.サケビ・ポエムシャウター/♪いつまでも オレ様の歌は 終わらねぇ

ラージャン見る度にLenovoの「○○で言うと××」の面白くない広告が浮かぶようになってしまい、嫌

 評価:★★★☆☆

 史上初、「これ1枚で」「自軍全てに」「実質的な無限掌を付与できる」「轟破天から素直に出せるクリーチャー」。

 

頭洗うの大変そう 羽?にもシャンプーとリンス使ってるのかな

 神人類のヨミ様が3体でおリンクあそばされていれば、真に無限の無限掌付与が成立します。……どう考えても手間に見合うタイプのリターンが得られるギミックではありませんが。

 

厳密には差が出るはずだけど まあほぼ誤差だろうし

 コイツの登場によって何ができるようになったのか、しばらく考えてみたんですけど。「自分のEXライフブレイクによる連結ディスペクターの能力誘発」はアポロソくんで事足りており、「ビックリ・イリュージョン+G・リンク+ダイナモを利用した、シャウター自身の「このクリーチャー」というテキストの解釈拡大による任意のツインパクト呪文詠唱」はどう考えてもインテリエイルでやりゃ良いんですよね。

 

重箱の隅

 シャウターをエンコマorデモコマに進化可能な状態にした上で、テキサリスのバトル勝利時にシャウターをアルカディアスorバロムに進化させつつ「このクリーチャー」の下にある完全決闘orバロム砲を唱えたら、ギリギリ新規性を担保できそうでしょうか。だからなんやねんすぎるんですが。

 散々斜に構えた見方をしましたが、素直に相手の生き物を(永遠リュウでも使って)マナからタップインさせて、シールド共々ボコボコにするだけでも楽しくはあると思います。デュエマで遊ぶ上で本来考えなくても良いものですからね。新規性。

 

5.暴徒-da-bummer

フリースタイルハイカーだ。と申されましても

 

 評価:★★★★★

 ツインパクトをどうするつもりだ。何?マジで。

 競技目線で轟破天と合わせて運用できるようなカードでは流石になさそうですが、轟破天へのキモイアクセス手段を増やした功績を称えて評価を★★★★★とさせていただきます。

 

シルキード砲すき

 2ブースト、3暴徒、4ラフーイ召喚→cipで自身を除去してジオング詠唱→オウ禍武斗をバトルさせつつ踏み倒してターン終了時マナへ→メガラスバ……という流れで、理論上はガチャを絡ませずに4ターン目に破天九語と轟破天を同時に実行させてくれる貴重なカードではあるんですけど。そんなに上手くいくはずがないので、やっぱりオモチャ的運用がメインになると思います。少なくとも轟破天目線では。

 

他のたっけえカードもこれくらいの速度で再録してくれ
 / はやくこれになりたい

 暴徒以外のカードパワーをなるべく高めにしながら運用すると、この辺を合わせていく形になるんじゃないかなと。ペディアいる時に暴徒出してペディア下げて、倍加した獰猛でオウ禍武斗出し入れして轟破天メガラスバ……みたいな。

 

 他にもなにかできないものかと、思い切って現状存在するツインパクトのカード全てを総当たりしてみました。……最近こんなんばっかですね。

 

wob-manju.hatenablog.com

 

wob-manju.hatenablog.com

 腰を据えて、インパクトカード計401種(多分)のリサーチを始めたんですけども。これがなかなかどうして、新規性が全然無くてですね。

 

フィニッシュ以外でほぼ運用できない生物を積んだデッキ、しんどい

 散々考えたんですが、まともに勝てそう+新規性もありそうなの↑くらいな気がします。SAになったQXで盾焼き→アビハリ効果で破壊→メガラスバで相手の面を取りつつQX再装填……で大体勝ちだよね、みたいな。

 

まとめ

全体エターナルΩ化はなんかあると思ったんだけど
特に面白いの思いつかなかったから取り上げなかったやつ

 新弾カードレビュー、竜皇神爆輝編でした。

 妙にツインパクトをヨイショし続けたオレらシーズンもついに終わりを迎えてしまうのか……と考えると、一抹の寂しさを覚えますね。扱いやすそうなテーマではあるので、来シーズンもしれっと通常弾に混じってくれてたらいいんですけど。

 COMPLEXみたいな変なカードを見ると、デュエル・マスターズというゲームの懐はまだまだ広がっていくんだなあと安心するんですよね。変な通年テーマと轟破天の道が交差することを願って、Gジョラゴンと戯れながら来年度を待ちたいと思います。

 ここまでご覧いただき、ありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。

 

轟破天学会 はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

 

 

【真面目デッキ紹介】轟破天搭載青緑ジョラゴンの考察

要旨

  1. 真面目なデッキ解説回
  2. 序盤の安定感 + 中盤の延命力 + 終盤のロック力=理想の轟破天(個人の感想)
  3. モモミーズと不明とハザード立てれば大体どうとでもなるよね、という話

 

 

序論

 村民・OMORI漫画化おめでとう・まんじゅうです。ストーリーはバカクソ面白いけど基本的にはそこそこボリューミーなRPGだし若干勧めにくいな……だったこのゲーム、ストーリー部分だけを啜る手段が生まれたのマジで嬉しいんですよね。頑張れアフタヌーン、目指せ更なるメディア展開。

 

度々出るジョーカーズのイカれた新規カード、虐げられこそすれ乗りこなす日が来ようとは

 今回は真面目なデッキ紹介。MAX-Gジョラゴンで強いジョーカーズorレクスターズをコピーしてなんやかんやする【青緑ジョラゴン】がモモミーズの登場によって轟破天のデッキに“成った”話を添えつつ、競技環境レベルでも真っ当に戦えそうな轟破天採用型【青緑ジョラゴン】のデッキレシピの紹介・解説を行っていきます。

 

本論

①モモミーズの登場で【青緑ジョラゴン】が轟破天のデッキに“成った”話

横に並べると5人目のガイアハザード(劇場版のオリキャラ概念)みたいねアナタ

 【青緑ジョラゴン】。《MAX-Gジョラゴン》に《自然の四君子 ガイアハザード》の能力をコピーさせてゲームをコントロールする、王来MAX期から存在していたデッキタイプです。

 

盾に悪魔の実つけてる?

 環境の変遷と共に、表舞台からは姿を消していましたが。先頃発売されたデュエキングMAX2023からやってきた《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》により、再び注目を集めております。……厳密にはみんな大好きドラゴン軸な【シータジョラゴン】の方が最近話題ですけども。

 モモミーズ登場前後で基盤はほとんど変化していないのに、何故モモミーズによって【青緑ジョラゴン】は轟破天を受け入れられるデッキに変化したのか?その点について、新旧【青緑ジョラゴン】を比較しながら私の見解を述べてまいります。

 

1.モモミーズ以前の【青緑ジョラゴン】と轟破天
普通のカードと並べるとめちゃくちゃ際立つ、青単デュエキングMAXカードのBB素材
  • 2→4→6のムーブで安定してマナを伸ばしていける点
  • 救いたいのような優良マナ回収カードを無理無く多投できる点
  • ハザードや自由の物語のようなデカブツが自然にマナに置かれていくため、(デカブツがマナにいないせいで轟破天を唱えるメリットが小さい……)という状況が起こりにくい点

 これらの理由から、【青緑ジョラゴン】というデッキタイプと轟破天の親和性は元より高いものでした。しかし、

 

  • 4~6ターン頃にかけて、ジョラゴンにコピーさせるハザードの供給が一度でも途切れると途端に苦しくなりがち=轟破天を強く使えるほどマナを潤沢にする余裕があまり無いがち
  • 轟破天から射出した後でも機能するロック能力持ちがハザード + ジ・ウォッチくらいしかいない=わざわざ轟破天を唱えるリスクを背負ってまで再現する価値のある盤面ではない
  • 轟破天を唱えてハザード(タップ状態) + ジ・ウォッチの盤面を作ったとしても、相手の場に攻撃時に除去を飛ばせる生き物やスレイヤー持ちがいると返しのターンに物量で押し負けがち

 という理由から、轟破天をデッキに搭載する意義がそれほど無かったんですよね。スロットに余裕のあるデッキではないことも相まって、わざわざ2枠もフィニッシュ力が不安定なカードに割くのは現実的じゃないよね……という感じで。

 

2.モモミーズ以降の【青緑ジョラゴン】と轟破天

YouTubeのおすすめショート動画欄でいじめられがちな物体こと、鉄球

 翻って、モモミーズ登場以降の【青緑ジョラゴン】。前述の通りデッキの骨格に変化はほぼありませんが、モモミーズのおかげで早期にコピー品ではないデカブツを直接出せるようになったんですよね。轟破天目線で超々強化なんですよこれ。

 相手のヘイトがデカブツに向いている間は、大体ジョラゴンが放っておかれるはずでして。苦手な5~7ターン頃も命を繋ぎつつ、豊富なリソース確保カード + ジョラゴンのドロー & ブーストによって轟破天の確保と轟破天を強く使えるレベルまでのマナ加速を行いやすくなったんです。

 

 他にもモモミーズのおかげで様々な轟破天的革新が起きているので、それらを箇条書きでご紹介。

  • 自己軽減能力・・・長期戦になれば大体条件を達成できているはず
  • EXライフ・・・轟破天1枚からシールドが増える事象は相当に強力 完全不明と一緒に出せばターンを返してもほぼ死ななくなるので幸せになれる
  • SA・・・ターンを返しても死ににくいとは言えちゃっちゃか勝てるに越したことは無いため、轟破天を唱えたターンから殴れると嬉しい
  • T・ブレイカ・・・轟破天後も盤面の数自体はそこまで多くならないデッキタイプなので、打点は多いほど嬉しい 轟破天からのワンショットを狙いに行くタイミングで、ジョラゴンと合わせて盾を5枚割りにいけるのもGOOD
  • 呪文ロック・・・ハザードではカバーしきれなかった範囲の防御札を封殺できてお得
  • 自ターン終わりの踏み倒し・・・上述の通り延命に貢献 轟破天後にも問題無く機能するため、相手のバウンス防御札を実質的に無力化したり追い展開したり
  • デカいパワー・・・EXライフの保持がしやすい喜び + ギガンディダノスをマナに置かれても轟破天を唱えられる喜び

 すごいんですよ。ほんとに。

 

②デッキレシピ

轟破天三十六語 ~元々環境にいるデッキ基盤に乗っかってんだからそりゃ強いよね~

バリスパが光ってくれたら全部ピカピカになるんですよね プロモになんねえかな

 

③採用カード紹介

ブーストカード

・《フェアリー・ライフ》《フェアリー・Re:ライフ》

実家と実家2

 毎度おなじみ。前者は1~2枚、後者は4枚確定採用。

 【青緑ジョラゴン】はとにかく2→4→6に命を懸けるデッキなので、こいつらか魔陣が初手で引き込めていないと大体負けます。清らかな心で祈りましょう。

 

・《地龍神の魔陣》

シン・実家

 初動と防御を兼ねつつ、終盤に引いても腐りにくい異常なカード。2→4→6に命を懸ける都合多色のカードは極力減らしたいところですが、流石にこれは4投確定で問題無いでしょう。

 ブーストを行う場合は、救いたいで後々回収したいカードや轟破天から生やしたいデカブツを優先的にピックしておきたいですね。2ターン目魔陣→3ターン目救いたいで4ターン目の動きに必要なカードを回収できると大変気持ちが良いのですよ。

 このカードを2ターン目からプレイ可能にしつつ綺麗なマナカーブを描くために、1ターン目は(このカードも含めて)青を含んだ多色のカードをマナに置くのがベターです。「青単色引いたら何とかなるから大丈夫……!」という気持ちで初手の魔陣をチャージせずに2枚目の魔陣を引いた時、人は人の形を保っていられなくなりますからね。

 

・《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》

登場以来散々使ったのに、今の今まで右下の生物の存在に全く気付かなかった

 宇宙一強いブーストカード。もちろん4確。

 マナは伸びれど手札はカッツカツなこのデッキ、1枚を2枚以上に変換してくれる爆アドなこのカードを採用しない手はありません。ウマキンも大体同じような仕事をしてくれはするんですが、あっちは何より多色なのがしんどくてしんどくて。

 序盤は手札の質を高めながら4→6のバトンを繋げ、中盤はシンプルにリソースを爆増させ、終盤は轟破天 + デカブツの回収で相手に「次のターンでどうあってもお前を倒す」という意志を表明することができます。いつ見てもウットリするほど強力です。

 使用コストを支払う際には、回収したい or ブースト内容次第で回収したくなりそうなカードを優先してタップすることをお忘れなく。日頃から癖を付けておくことが、大会での凡ミス回避に繋がるのです。

 

・《ライフプラン・Re:チャージャー》

ネストオブドラゴンにいたストリート系プリズムスタァの皆様

 魔陣みたいな中継ぎブースト。轟破天採用型なら4確推奨。

 

出た!カヅキさん得意のウィンドミル・レビテーション!

 巷ではジョラゴンを確実に引き込む《クレスト・EVO チャージャー》と枠を奪い合う形で採用されがちなこのカード。終盤どうしようもなく腐ってしまいがちなコチラよりも、トップで引いた時にクリーチャー引換券になってくれるライフプランの方が個人的にはオススメです。魔陣共々受けにもなるし山札の把握も進められるし、マナさえあれば実質3枚目以降の轟破天として機能してくれるしで快いですよ。

 

6コストの男たち

・《MAX-G ジョラゴン》

W・ブレイカーのままでいいからパワー12000になってくれんかね

 主役。4確。

 4ターン目にコイツを召喚して、モモミーズやハザードのスーパー強力なテキストを先行体験させてもらいましょう。フィニッシュのために最低でも10マナまでは到達しつつマナの質も高めたいこのデッキ、最低限ドロー & ブーストまでは保証してくれる能力がじんわりとありがたいんですよね。

 綺麗に2→4→6のマナカーブで動いた場合、コイツの召喚で7マナまでは確実に到達できます。仮にジョラゴンが1ターン生き残ってくれたら、ターン開始時のドロー & ブーストで8マナに、更にマナチャージステップで9マナまで手が届くわけですが。【青緑ジョラゴン】における9マナ域は、

  1. ライフプラン→ジョラゴンで再度デカブツコピーにチャレンジ or ガイアッシュで地盤固めができるライン
  2. (既にガイアッシュが場に出ていれば)2体目のガイアッシュ召喚→8コスト軽減で11コストのデカブツにアクセスできるライン
  3. ジョラゴンが場から離されても、次ターンに単色のカードをチャージすれば轟破天を唱えられるライン
  4. (上述の綺麗な動きを辿った場合は墓地が足りないんですが)自己軽減能力が起動しているモモミーズを直接召喚できるライン

 という形で、動きの幅が一気に広がる世界なんです。どんな対面でも、まずはこのラインまで辿り着くことを目標にすると良いと思います。

 

・《流星のガイアッシュ・カイザー》

初期版のイラストが一番好き ジンオウガみたいで

 コイツを採用できるほど余裕のあるデッキを握ってこなかったのでまともに使ったこと一回もなかったんですけど、めっちゃ強いですねコイツ。何コイツ。3~4投推奨。

 毎試合2→4→6ジョラゴン + デカブツなんて動きができるはずもないので、4ターン目のサブプランとして採用。ハンデスに弱い理想ムーブの補強材として、マーダンロウやテレスコを早期に繰り出す【アビス】や【赤黒邪王門】っぽい相手にはなるべくジョラゴンと一緒に抱えておきたいところです。

 コイツを召喚する頃にはこちらのデッキタイプが相手にバレているはずですが、それはつまり相対するデッキがハザードやらジ・ウォッチやらを擁する【青緑ジョラゴン】であると相手が認識するということで。大抵はコイツの除去にリソースを吐いてくれるか、ちょっと無理して盾を詰めてくる展開になってくれるので、返しのターンにジョラゴンやら追いガイアッシュやらのカウンターをキメやすいんですよ。

 cipの2ドローもこうした動きに寄り添ってくれていて良いですね。攻撃制限能力も相まって、最低限ポン置きするだけで相手に圧を掛けてくれることのなんと嬉しいことか。

 

デカブツたち

・《キングダムオウ禍武斗/轟破天九十九語》

胸の模様、蓄光塗料だったら夜中すごい寝苦しいだろうな

 今回ばかりは妄信による幻覚じゃないと信じたい。2投。

 【青緑ジョラゴン】と轟破天の親和性については前述の通りです。マナはじゃぶじゃぶ増えていくので、6~7ターン目頃からは↓のような形で轟破天のことを意識して立ち回れると良いですね。

  1. 8マナ・・・ジョラゴンのターン開始時ブースト + マナチャージステップで単色カードを置き続けられれば轟破天に届くライン
  2. 9マナ・・・ジョラゴンのターン開始時ブースト or マナチャージステップのどちらかで単色カードを置ければ轟破天に届くライン
  3. 10マナ・・・轟破天を使用できるライン
  4. 12マナ・・・魔陣を唱えた上で〃
  5. 13マナ・・・ライフプランを唱えた上で〃
  6. 14マナ・・・救いたいを唱えた上で〃
  7. 16マナ・・・ガイアッシュを召喚した上で轟破天を使用でき、最悪デカブツでお茶を濁せるライン

 こうした他のカードとのくっつきをざっくりと覚えておくと、轟破天で一発逆転を狙うしかないような窮地に立たされても慌てずに済む……かもしれません。半端に6コストのクリーチャーを立ててみるよりも、開き直って盾にバリスパーク埋まってたら勝ち!な状況を目指した方が良い場合は多いです。スタンダードな【青緑ジョラゴン】にはできないカウンターですね。

 轟破天直後は打点が少ないデッキなので、オウ禍武斗側の存在も助けになるのが個人的・ナイス轟破天・ポイント。防御を白くない呪文に頼っているデッキには、モモミーズとオウ禍武斗だけでも勝ててしまうことは覚えておくと良いでしょう。

 

・《完全不明》

こいつ出されて悶え苦しむ相手の顔を見るためにCS出てる節がある

 性癖。2~3投推奨。

 轟破天とのくっつきの良さ(および個人的なジ・ウォッチのロック強度への不信感)から、メジャーなジ・ウォッチではなくこちらを採用しています。↓で簡単にそれぞれの長所の比較をば。

不明のロック能力をこいつと同じもんだと勘違いしてくれる人がそこそこいるんですよね
そうしたプレミを食んで生きてきたんです この1年

〇ジ・ウォッチ

  • 10コスト・・・単純に不明より1ターン早く着地できる 早期に着地させるほどおいしい時飛ばし能力持ちの中で、この差は大きい
  • 召喚時 + 攻撃時の2体バウンス・・・攻めにも守りにも有用 汎用性高し
  • ターンを問わない任意の時飛ばし・・・トリガーケアにも一役買ってくれる 時を飛ばすかどうかの選択権もあるに越したことはない
  • 「クリーチャーが出た時」に誘発する時飛ばし・・・不明のロックをすり抜ける攻撃時の展開能力も咎められる

〇完全不明

  • パワー16000・・・やたらデカいのでジャオウガやら$スザークを上から叩けるターン終了時の無月の門・絶は(7マナ加速を許すものの)ハザードでケアできるため、たまに有効活用する機会があるかも?
  • マナチャージに反応する時飛ばし・・・単純に相手のマナが増えにくくなり、ハザードのロックがより強固に
    相手が不明の能力を勘違いしていることもよくあるため、思わぬEXターンを獲得できたりもする(……もちろんテキスト確認を求められたら快く応じましょうね コミュニケーションは大事)
  • カードの使用に反応する時飛ばし・・・ジ・ウォッチキラーなタマシードもあんまり怖くない
  • 攻撃に反応する時飛ばし・・・攻撃時の能力で不明が除去されようと、確実にそのターンの攻撃を1度だけに抑えてくれる 盾1枚 or タップ状態のハザードとセットで展開できれば、ほぼ確実に負けないターンを作り出してくれる

 轟破天目線では、↑の「負けないターンの生成」という仕事が本当に偉くてですね。どれだけ展開しようと返しのターンの一斉攻撃でそのまま負けがちな轟破天という呪文の弱点を、めちゃくちゃカバーしてくれるんですよコイツ。

 いわゆるドラゴVANナインのような完全ロックの布陣を轟破天から安定して築くためには、どうしても【青緑ジョラゴン】のメインコンセプトの邪魔になるパーツを多投しなければなりません。元々のモモミーズ + ハザードという素材を活かしつつ轟破天を強く使えるようになるマスターピースは、ジ・ウォッチではなく完全不明の方だと私は考えます。

 

・《自然の四君子 ガイアハザード》

四季ライフみたいに4バージョン刷られたりしねえかな

 コンセプト。お好みに合わせて3~4投。

 ジョラゴンとの相性の良さは王来MAX期から相変わらず。モモミーズのおかげで、4ターン目からこれ本体を投げ付けられるようになりました。

 序盤はなるべくジョラゴンと一緒に手札に抱えておきましょう。ジョラゴンの召喚時にコピー元になれるのはもちろん、ジョラゴンのcipでモモミーズを引き込めたら祭が始まりますからね。

 マナの総量が減ると機能しなくなる着地置換能力のせいか、登場当初から轟破天との相性の悪さが世間で囁かれているこのカードですが。クリーチャーと非クリーチャーの比率がちょうど20:20で半々な現状の構築では、轟破天による展開の後でもそこそこちゃんと相手の展開を止めてくれるんですよ。

 ……そもそも私はコイツと轟破天の間に溝なんてないって思ってるんですけどね。一方展開したいだけならほかに手段なんていくらでもあるわけですし。みたいな話をしている記事はこちら。

wob-manju.hatenablog.com

 

・《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ’22》

轟破天使ってこういうカバレージ書かれてぇ~

 コンセプト。多色が重かろうがなんだろうが4確。

 コイツの強さについては前述した通りなので割愛。大流行り中の【魔導具】系統で悪さして規制されないことを切に願うばかりです。

 

その他採用カード

・《フェアリー・ギフト》

そういう異世界転生モノありそうすね

 みんな大好き上振れ要素。採用はお好みで。

 序盤の手札のやりくりが大変な【青緑ジョラゴン】、初手に見えたら思考が歪みに歪みそうなこのカードを採用するのは個人的にかなり勇気のいる選択だったのですが。なんだかんだ3ターン目の世界がぐーんと広がるので渋々採用しています。渋々。

 相当に手札が整っていないと、ジョラゴンの3ターン目着地は迂遠な1ブーストにしかなりません。殿堂カードを引いたからと言って「うおおおトップからモモミーズ引いたら宇宙!!!!」なんてギャンブルは3ターン目からやるべきではありませんからね。速攻対面やジョラゴンに干渉できなそうなデッキ相手なら、継続ブーストマンとして置いておくのはアリですけども。

 どちらかと言えば、このカードはガイアッシュとの噛み合いがとても良いものだと感じます。ガイアッシュを計4マナで出せることはもちろん、既にガイアッシュを場に出せていれば、計5マナで11コストのデカブツにアクセスできることは覚えておきたいですね。

 

・《極閃呪文「バリスパーク」》

あるはずのない空間にリアルな手が出てくるとイヌカレーがチラついてしゃーない平成のオタク病

 フレキシブル延命装置。2投。本当はもう1枚くらい入れたいんですがどこにも枠がありません。

  • 多色を嫌うコンセプトに合致する単色のカード モモミーズの素出しにもちょっぴり貢献できて偉い
  • 相手の盤面に左右されにくい不明込みの轟破天というフィニッシュ手段がある
    =単純に1ターン延命するだけで現実的に逆転できる
  • ST+能力による除去で轟破天による展開を咎めるメタクリーチャーを退かせる
  • 返しのターンで不明を出せる状況なら、ST+能力によるシールド追加でほぼ確実に負けない状況をもう1ターン作れる
  • 手打ちしてもそこそこ強い ジ・ウォッチ不採用による盤面干渉力の貧弱さをカバーしたり、ハザードを安全にタップさせられる

 上記の強みから、メジャーな《B.F.F. モーメント》や《運命の親衛隊シウバ / 「その運命、我らもそれに従おう」》よりもこっち派です。少なくとも轟破天採用型なら。

 

まとめ

人気テーマの強化にタダ乗りして図太く生きていこうね

 当学会3度目の真面目・デッキ解説でした。元々競技環境でもチラホラ見かけるような強度のデッキタイプに擦り寄ったから……というところが大きいですが、初めて何の躊躇いも無く人に「強いデッキだよ!」とオススメできる轟破天に巡り会えてウキウキしています。

 構成パーツ的には、自然にドラゴVANできる【シータジョラゴン】の方が轟破天轟破天してるんですけどね。メインフェイズ中に気軽にマナから好きなカードを回収できるカードが全然無い + 轟破天なんて使わなくても十分火力が出せるという点で、ドラゴン軸そのものが全然轟破天轟破天してないんですよ。グランセクトでしかない轟破天がノイズになるのもいただけませんし。

 ここ1年【キャベッジ】に浮気をし続け、ここ半年は競技用のデッキに轟破天を入れることすらしていなかった私ですが。久しぶりに、どころか過去最高級に轟破天を違和感無く・強く使えるデッキに出会えた喜びを噛み締めながら、当面はMAX-Gまんじゅうとして生きていこうと思います。

 

 ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。 

 

轟破天学会 はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.