要旨
- 久々デッキ解説回
- 4ターン目に出しゃそりゃ勝つよね、なカードを4ターン目に投げよう
- ジスタジオと完全不明を揃えてハッピーになろう
序論
村民・GP2023-1st(1日目)戦績5-3・まんじゅうです。GP9th,GP10th(両日)とずーっと1-3ドロップを繰り返してきた私にとって、大型大会で勝ち越せたのはこれが初めての経験でした。喜び。
GP2023-1st 1日目(アドバンス)で使用した緑単t青キャベッジ 5-3で完走ならず、あと一歩でした
— 村民(そんみん)まんじゅう (@wob_manju) 2023年4月15日
ドキンダムやらマゲやら零龍やらのアドバンス・暴力にも屈せず良い感じにやっていけたので、ちゃんと強いデッキにできたかなと思います 自信作
不明4は趣味です だって どうしても4ターン目に出したくて pic.twitter.com/HPTjjLmvOv
本記事では、そんな悪かないけど良くもないのでコメントに困る戦績を残したデッキ、【完全キャベッジ轟破天】についてサラリと紹介・解説していきます。影が薄くなって久しいデッキタイプではございますが、真っ当に強くて扱いやすいデッキに仕上がったので是非ご覧くださいませ。
「3ターン目までマナ貯めて4ターン目に完全不明orギャイア投げたら大体勝てるよね!!」という話を叩いて延ばした記事なので、お急ぎの方はこれだけ覚えていただければ問題ございません。いざ本題。
※4/24追記:初稿からほんのり構築を変えたリストを使用して、先日開催されたおやつのぶんぶくCSin秋葉原カーディバルにてベスト8に入賞することができました!嬉しい!
4/23 おもちゃのぶんぶくCS キャベッジでベスト8!
— 村民(そんみん)まんじゅう (@wob_manju) 2023年4月23日
配球の超人の登場で、「パワー12000以上」かつ「2コストのマナブースト」であるカードが2種類になりました
呪文版のプラントボを使わずに、かなり安定して4t目にデカブツを出せるようになったんですよ これは凄いことです
デッキ解説はツリー下から↓ pic.twitter.com/W9l0ROQLoR
新しく採用したカード2種については、初稿掲載時の採用カードについて解説をした後で詳しく言及していきます。
本論
デッキ紹介
轟破天三十三語 ~キリ番(?)は真面目なデッキで~
前述の通り、主な流れは「2~3ターン目にマナブースト→4ターン目にソイルピンプ・キャベッジ+ロマネアースorギガント・テキサリスからギャイアor完全不明の展開→あとは流れで」というすこぶるシンプルなものです。
採用カード解説
◇コンセプト
・完全不明
デュエマ史上最高のクリーチャー。相手ターン中のあらゆる行動に反応して、相手のターンを強制的に終わらせてくれます。ど~しても4ターン目に投げつけたかったので4投していますが、流石に3枚もあれば十分な気がします。
除去されようが封印されようが、確実に相手のターンをスキップしてくれるのがありがたいですね。既に展開されたクリーチャーでダイレクトアタックを決めてくるでもない限り、ほぼ確実に1ターン延命できるという安心感は何物にも代え難いものがあります。
最近流行りのジ・ウォッチではなくこちらを採用している理由は、
- 最近流行っているから・・・タマシード除去なり何なりで簡単にすり抜けられてしまいそうなので、ヘイトが向いている今あまり頼りたくない
- 召喚時の能力を積極的に活かしにくいから・・・踏み倒しがメインのプレイ方法になるので嚙み合わせが悪い。ギャイアもいるので召喚できなくはないが、そこまで無理して2体バウンスを使いたい場面が想像できなかった
- マナチャージ+αの行動を許してしまうから・・・基本的に手札リソース面が貧弱なデッキなので、ターンがかさめばかさむほど不利になりがち。相手の行動をより強烈に縛ることで、デッキトップによる解決力を無理矢理引き上げたかった
以上の3つです。この辺は好みの問題なので、不明とジ・ウォッチで枚数を散らしたりするのもアリですね。
・キャベッジ・セッションズ/ソイルピンプ・キャベッジ
Gio/巨大設計図の再来。クリーチャー面の性能も呪文面の性能も、この呪文に緑のデカイクリーチャーが引っ付いてることも、相当なインチキのはずなんですが。環境でうんともすんとも言わなかったり声のデカイ大手発信者が全然触れていないせいか、もうだ~れもこいつのことを覚えておりません。
4ターン目・6マナの状態から呪文面を唱えて、残った1マナでこいつらorセッションズをプレイするのがこのデッキの理想ムーブ。セッションズが絡むと展開が連鎖しまくって大変なことになるのですが、そちらについては後程詳しくルートを記載します。
基本的にはロマネアースをコスト軽減して召喚(+4マナ)&ターン終了時に仙なる大地によって自身をマナに送る(+1マナ)ことで、11マナへの到達および不明orギャイアの踏み倒しを狙っていきます。
テキサリスはメタクリなどの殴り先がいる場合のサブプラン。「バトル勝利時に」「1ドローしながら」「手札から」踏み倒せるのは、相当な偉・ポイントであります。受けの無いこのデッキには、単純に相手の打点を削いでくれることだけでもありがたいのです。3枚積みたい。
ソイルピンプ→ギャイアの流れは渋々行うサブサブプランなイメージです。4ターン目にギャイアを投げること自体は強力なのですが、手札をほぼ吐き切ってまで除去耐性の無い生物を捻り出すのは得策とは言えません。【5cコントロール】のようにクリティカルにギャイアが刺さる対面ならともかく、思考停止で選ぶべき選択肢ではないことはご留意ください。
能力の強力さで霞んでしまいがちですが、NEOクリーチャーであるセッションズはこのデッキにおいて貴重な即時打点になり得ることはお忘れなきよう。実際GPで轟破天から展開したセッションズ4体がお相手をタコ殴りにする回がありました。
・キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語
意地。デュエル・マスターズというゲーム、ジスタジオと完全不明と1枚以上のシールドが揃えば、余程のことが無い限りすぐには負けません。〆に行く打点を形成するのが大変だよ~!という状況で勝ち確盤面を無理矢理作る、大体唱え得な呪文として運用します。
このデッキでは「不利な展開をひっくり返す」というより、「有利な展開から勝ちへの近道をする」ようなカードと認識する方が齟齬が無いかもしれませんね。【キャベッジ】が追い込まれている瞬間、どうせ轟破天もメタクリだのなんだので本領を発揮できないでしょうし。
本当はマナ回収カードも合わせて2:2で搭載したかったのですが、泣く泣く断念。ラパダイスのインチキドロー力とロマネアース→コレンココのインチキ掘削力があれば、ピン刺しでも轟破天or白米のどっちかにはアクセスできるだろ……と踏んでの採用枚数です。
◇初動枠
・イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ
7コストのジャンボなクリーチャー兼フェアリー・ライフ。巷では採用されてたりされてなかったりするカードですが、このデッキでは4枚フル採用がベターだと考えております。「4ターン目に6マナを使ってビッグアクションを起こす」という至上命令を遂行するにあたって、このカードが有ると無いとでは気持ちの楽さがそれはそれは異なるんですよ。
まずは呪文面の話。4ターン目に6マナを使いたい……換言すれば3ターン目までに2回マナブーストを行いたいこのデッキ、確かに8枚搭載しているプラントボを駆使すればそれは可能なのですが。
プラントボの2ブーストにデッキの全てを委ねてしまうと、3ターン目のトップに呪文が置いてあるだけで、それはそれは痛いタイムロスを強いられます。3ターン目はもちろん4ターン目もマグロにならざるを得ないので、相手が余程ゆっくりなデッキでもない限りは轢かれてやられてしまうわけでして。
(2ターン目に1ブーストできたからプラントボミスしても大丈夫だな) (何なら3ターン目にプラントボをミスしたとしても2マナは必ず余るから、追加でアクションを行えるな)という安心感、手放すには惜しいものです。
続いてクリーチャー面の話。スペックについては何も言うことの無い淡泊さなのですが、このカードが優れているのは7コストであるという点。早い話、セッションズの連鎖を8コスト帯からコレンココまで繋げてくれるのが本っ当に強力なのです。
↑のようにセッションズから展開していけば、場の展開とマナ・手札の補充を同時に行えます。つまり仙なる大地でマナに送る供物を用意しながら、降臨させるデカブツを山札から探しに行けるのです。デカブツの着地に反応して更に連鎖的な展開を行えるので、4ターン目から盤面いっぱい・10マナ以上・手札も数枚……なんてことも珍しくありません。
デッキの最大出力自体はどうしても落ちてしまうため、デカブツ欲しさに採用を見送りたくなる1枚ですが。デッキコンセプトに紐づく綱渡り気分をかな~り解消してくれるので、どうにかして枠をこじ開けることをお勧めします。
・ジャンボ・ラパダイス
影が薄いから許されてるタイプの罪。引き込めるかどうかで動きやすさに天と地ほどの差が生まれます。トップ解決力もぐーんと向上するので、無理してでも4投推奨。
序盤はブースト札+セッションズ&デカブツ&デカブツ射出台の調達に、中~終盤はロック&フィニッシュに必要なカードの捜索にと、基本どのタイミングで唱えても嬉しいカードです。現状の構築では貴重なリソース補充カードなので、なるべく手札に抱えておきましょう。
ゴイチゴにも共通する事なのですが。2コストの呪文なので、プラントボの2ブーストが成功した場合は続けざまに使用できます。枯れた手札を一気に回復する様を見せつけて、相手の顔を歪ませてあげましょうね。
・ボント・プラントボ&コレンココ・タンク/ボント・プラントボ
屋台骨。ツインパクトの方はもちろん、呪文版も4投。
後者は正直あまり搭載したくないのですが、リスクを背負ってでも4ターン目に走り出す確率を向上させたかったのでフル投入しています。そうでもしないと現代の高速環境に追い付けないので……。
コレンココはデッキの弱点である手札の細さを優しくカバーしてくれます。仙なる大地でマナに戻せば再びリソース補充のチャンスを与えてくれるのもおいしいですね。トップ3枚削りが強制なことだけはお忘れなく。
・黒豆だんしゃく/白米男しゃく
保険の初動かつギャイアの5枚目。基本は「2マナ追加で払えばマナのカード何でも使えるよ券」として運用していきましょう。
◇デカブツ射出台
・地龍仙ロマネアース/仙なる大地
「環境にいないカードならどんだけ強くてもめちゃくちゃ安くなる現象」の体現者。確定4投。こいつ対する愛は別の記事に書き殴っているので、お手隙の方は是非。
前述の通り6マナの状態でこいつを召喚すると、ターン終了時には確実に11マナまで到達できます。そこからギャイアなり不明なりを踏み倒して、相手との対話を拒否するのが理想的な立ち上がりというわけです。
あえて場に残して後々踏み倒し権を行使するぞという圧をかけたり、自身をマナに引っ込めるだけ引っ込めたりするのもアリですね。相手の場に踏み倒しメタが立っている場合でも、じゃぶじゃぶマナを伸ばしてくれるだけで十分仕事は果たしてくれます。
・ギガント・テキサリス
立ち位置的には5枚目以降のロマネアース。4ターン目に引けないと話にならないデカブツ射出台、もっと増量したいところなのですが泣く泣く2投に留めています。
アナカラ―系統のデッキが軒並み軽量のメタクリを並べまくってくるので、役立つ機会は結構あるはずです。ニンギョだのカマスだのをシバいてからロマネアースを踏み倒せたら、どれほど気持ち良うございましょうか。
◇デカブツ
・地封龍 ギャイア
いつの世も強い人。対面によっては不明よりクリティカルに刺さる+マナから召喚権が無いと手札の細さをごまかせない+最悪ソイルピンプ軽減で4ターン目に出してもまあまあやれる、とガン積みしない理由を探す方が難しいデカブツです。
こいつの強さは十分に知れ渡っているはずなので多くは語りませんが、どうせどんな環境にもクリーチャーのcipによって回転するデッキは一定数存在するはずなので、安心してぶん投げていきましょう。
(不明もギャイアも手札にあるから射出できる……でもどっちから出せばいいかわからん……)という時は、
- 返しのターンで除去された時に再展開しやすい(不明は青マナが無いと召喚できないため)
- 返しのターンにハンデスされても、マナから動けるのであんまり怖くない
あたりの理由から、とりあえずギャイアを展開するのがベターです。もちろん除去が飛んでこなさそうだったり、既にジャスキル打点を形成されている場合は不明の方が良いのですが。
・龍装者 ジスタジオ
最後の〆に必要な漢。最終的には殴って勝つデッキでありながら呪文に対するケアが現状全くできていないので、こいつの耐性付与能力でもってゴリ押しを敢行致します。
不明orギャイアと一緒に立ってもらうだけでゲームエンドになる試合はかなり多いので、デカブツを展開し終えた後は頑張って山札からこいつを掘り当てましょう。
セッションズが場にいれば、ギャイアの着地時に即こいつを場に出せるのがステキですね。お相手がテキスト確認をする苦々しい顔を肴に一杯やりましょう。
・スペリオル・シルキード
唯一の除去能力持ちクリーチャー。自軍は全く被害を被らないので、安心して小さきものたちを蹴散らしてもらいましょう。
除去された時に発動するマナからの展開能力のおかげで、にっくきメタクリどもと相打ちになりながらもこちらの動きを無理矢理通しにいける点はエクセレント。キャディのような置換除去持ちには無力ですが、そこはテキサリスを間に噛ませてごまかしごまかしやっていきましょう。
◇4/24追記分
・配球の超人/記録的剛球
神のカード。こいつの登場によって、【キャベッジ】の足回りは至高の領域に到達したのです。
前述の通り「パワー12000以上」かつ「2コストのマナブースト」が8枚になったおかげで、現実的な確率で2→4→6ルートと3→6ルートの双方向から6マナというゴールに向かうことができるようになりました。もう呪文のプラントボを積まないとマトモに立っていられない……というジレンマに悩まされずに済むんです!
ラパダイスに引っかかる2コストのブーストが増量したので、2ターン目にブースト→3ターン目にラパダイスからイチゴor配球を拾ってきてそのままブースト→4ターン目に爆発……という動きの再現性が高くなったことも見逃せません。いやほんとマジで強くなったんですよ。地味も地味な変化ですけど。
クリーチャー面に確定除去が付いているのもSo Good。デカブツを踏み倒した後のリソースの細さをマナからの展開で誤魔化しているこのデッキ、中~終盤もテスタアプルとこしえあたりを立てられると困りますからね。
・ソイルピンプ・キャベッジ(呪文版)
セッションズの下面版。4ターン目にビッグアクションを起こすには基本的にこのカードが必要になるので、初稿時のデッキでもどうにか採用したかったのですが。
このカードを採用するということは、それだけデッキの非ジャンボ率が上がってしまうということ。初動(4ターン目の爆発)を安定させるためには初動(ラパダイス・プラントボ)を不安定にさせないといけない、というジレンマを【キャベッジ】というデッキは抱えていたのです。
だが今は違う!ギュッ 配球の実装によりデッキのジャンボ率が一気に上がったので、1枚くらいはこいつを差し込む余裕もできたんじゃないかな……?ということで採用する運びに。引けないと話にならない寄りのカードなので、あまり罪悪感無く増量できるのは嬉しいですね。
かんたん!デッキの回し方
①1~3ターン目:マナと手札を増やそう
「4ターン目に6マナを扱える状態にする」という目的に向かって、ひたすら手札とマナを伸ばしていきましょう。2→4→6でも3→6でも、とにかく6マナまで進まなければ話にならないデッキなのです。
↑のカードをやりくりしていくことになると思うので、判断に迷いそうなパターンにおけるプレイの優先度を簡単に考察してみます。……かんたん!とは言い難い小難しい話になってしまいますが、最序盤の立ち回り次第で大きく取り回しやすさが変わるデッキなので、ほんの少しだけ脱線することをお許しください。
-
初手にラパダイスとゴイチゴが両方ある場合→2ターン目はゴイチゴのプレイがベター。3ターン目にラパダイスを唱えてゴイチゴが引ければ2→4→6は完遂でき、トップからプラントボを引いた場合はその2ブーストの成否に関わらずラパダイスを唱えられるため。(※追記:配球を採用していれば、より高い確度でこのムーブを実行できます 覚えておくとお得ですよ) -
初手にゴイチゴとプラントボが両方揃っているが、残りの手札が全て4ターン目のビッグアクションに必要なパーツのため極力マナに置きたくない場合→射出するデカブツ枠を1枚マナに置いてしまうのがベター。ゴイチゴをプレイしなかった場合、3ターン目の2ブーストが失敗したら無の4ターン目が発生してしまう。相手のデッキが後ろ寄りなことがはっきりしていれば別だが、トップからラパダイスなり別のデカブツ枠を引く確率がそこまで低くない以上、冒険よりは安牌を取りたい。 - 呪文版とツインパクト版のプラントボ、およびコンボパーツ3種が手札にあり、どれかをマナに置いてブーストをしなければならない場合→ツインパクト版をマナに置くのがベター。セッションズの連鎖やギャイアなどで後々マナからコレンココを生やせる他、相手にタマタンゴを警戒させられるかもしれないため。
もちろん環境や対面、状況によってこれらの優先度は変わってくるものなので、自分の肌に合った選択を行っていってください。私はプラントボのスカで落とした試合が多すぎて安牌取り取り太郎になってしまいました。
(この辺の選択について「こっちをマナに置いた方が良いんじゃない?」というご指摘があればドシドシお寄せください。世の中に【キャベッジ】の知見が無さ過ぎて、認知が歪んでいても気付けないんですよホント……。)
②4ターン目:デカブツを発射しよう
6マナが貯まったら、5マナでソイルピンプ・キャベッジを唱えてから1マナでロマネアースを出しましょう。cipの4ブースト+仙なる大地で自身をマナに送った分に1ブーストで11マナまで到達できるので、ちょうどこのデッキの全てのクリーチャーを踏み倒すことが可能になります。ギャイアか不明を浴びせるチャンスです。
即座に軽量除去でデカブツを退かしてきそうな対面には、前述の通り不明よりギャイアを投げつけるのがベターだと思います。マナにもう1枚の不明が落ちていて、かつ相手の使いそうな除去がバウンスくらいしか無さそうなら、強気に不明を置いていきましょう。
③5ターン目以降:あとは流れで
順調に事が運んでいれば、潤沢なマナと陰湿なロッククリーチャーによってゲームを掌握できているはずです。相手が苦しんでいる間になる早でジスタジオを呼び出して、支配をより盤石なものとしてしまいましょう。
受け札が何も無いこのデッキにはあらゆる小型クリーチャーも脅威になりかねないので、ジャスキル打点を組み上げられる前にシルキードで妨害はしておきたいですね。なんか封印もケアできるらしいので、秩序の意志とか構えてそうな相手にはこれでフィニッシュブローを叩き込みましょう。
不明とジスタジオと打点がマナに揃っているなら、轟破天でサクッと勝負を決めに行くのも一つです。もちろん、相手のマナにいるクリーチャーや想定される受け札をしっかり見定めた上で実行しましょうね。
まとめ
当学会2度目の真面目・デッキ解説でした。今回タダ乗りしている【キャベッジ】という骨組みが現代的……というか先行制圧的なデッキタイプなので、轟破天を組み込んでも大真面目に競技シーンで戦っていけるデッキとして運用できるのではないかと思っています。「じゃあ轟破天もう1枚くらい積めよ」と言われると。はい。泣くんですけど。
「パワー12000以上のクリーチャーである」という縛りさえ守れていれば、極論どんなカードでも受け入れられる【キャベッジ】基盤。自然文明が新年度からジャイアントを推していくことも追い風となって、これからに期待が持てるのは喜ばしい限りであります。
やるべきことがとにかく単純明快、かつ(他のデッキと比較して)複雑な思考を巡らせる必要があまり無いおかげで、いわゆるプレイミスが起こる可能性が少ないこともこのデッキの明確な強みだと考えています。
GP10thで己を襲ったプレミの嵐に心身を砕かれた時、友人からある記事を介して授けられた「プレイが簡単ということは明確な利点で欠点ではない(要約)」という教えが、心の奥底にあったマイオナクソオタクの認知の歪みに気付かせてくれました。使おう、簡単なデッキ。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。