要旨
- 新弾カードレビュー(パラレル・マスターズ編)その①
- え!轟破天の後にcipと打点増強を!?
序論
村民・インディーズゲー最高・まんじゅうです。OMORI、すごい。本当にすごいゲームなのでストアページのPV(1個目と3個目のやつ)が性癖に刺さったら迷わず買いましょう。ネタバレが致命的なゲームなので多くを語れない。
さて本題、出ましたパラレル・マスターズ。知ってる人や知らん人が知ってる枠や知らん枠で多数収録されていますね。轟破天九十九+九語はいつ収録してくれるんですか?
20周年イヤーを締めくくるお祭り感で、革新的な能力を持ったカードが複数登場した最新弾。轟破天目線カードレビュー、久しぶりにやっていきましょう。
全カードにシナジーを見出せるほどのこじつけパワー慧眼は持ち合わせていないので、轟破天を使う上で何かしらの影響がありそうなカードを数枚ピックアップ。星1つ(★☆☆☆☆)~星5つ(★★★★★)の5段階で評価していきます。
最近ずっと2ブロックフォーマットに浸かりきりなどころか数日前まで格安研究所用のデッキがマジで思いつかなくてデュエマ怖くなっちゃってゲームに逃げていたため、十王+王来マークの付いてないカードの存在が頭から抜けているかもしれません。何卒ご了承ください。
本論
①《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒 ドギラゴンX》
評価:★★★★☆
レッゾバ/ドギックス。活舌の問題でレゾバスってスムーズに言えなそうなんでこの略称で言い続けます。
超次元ゾーンに置いておける打点増強装置。アグロ~ミッドレンジなどの前のめりな運用が世論の大半を占めているこのカードですが、轟破天世界にも中々の技術革新をもたらしてくれました。強みを順に触れていきます。
1.轟破天による展開後にも打点を強化できる=メインデッキに打点増強要素を盛り込む必要性が低くなった
轟破天、轟破天使用可能域まで加速するブースト、展開阻害へのメタ、肝心の展開するクリーチャー……。【轟破天】というデッキタイプは、とにかく枠がカツカツです。
「轟破天を唱えて展開したクリーチャーたちで相手を殴って勝利する」ことに主眼を置くデッキの場合、なるべく一度に複数枚のシールドをブレイクできる生物を数体採用したいところ。
しかし、そういったデカブツは得てして序~中盤には輝きにくいもの。轟破天から生やして強い生き物ばかりを積んでしまったら、轟破天を唱えられる状況が出来上がる前に倒されるのがオチでしょう。
そこで輝くのがレッゾバ/ドギックス。侵略/革命チェンジ条件を満たすための種族(+コスト)縛りはあるものの、序~中盤に活躍しそうな軽~中量級クリーチャーや防御札の打点を伸ばして終盤にも仕事を与えてくれるのがSo Good。
メインデッキに自軍パンプアップ生物を入れて轟破天から一緒に射出することで、同様の動きは再現可能です。しかしゲーム開始時から超次元ゾーンにセットされた彼らの場合、
- 自軍パンプアップ生物をマナに落とす手間が省ける=「轟破天を唱えたら勝てるマナゾーン」を作るための要求値が減り、より素早く勝負を決めにいける
- 自軍パンプアップ生物をメインデッキに搭載しない分デッキスロットが空く
という効果が期待できます。お得。
「相手のマナから超次元展開メタ出されたらどうすんの?」という疑問を持たれた方。仰る通りでございます。
単騎連射マグナムなりなんなりで相手の展開そのものを封じこめられれば問題は無いのですが、毎度そう上手く事が運ばないであろうことも事実。
大方マッハファイターなどで相手の盤面を処理できるクリーチャーをいくらか搭載できている(というかさせられている)はずなので、それらでメタクリを処理していく……という微妙な返答しかできないのが辛い所。
この問題をもっとスマートに解決できる手段が見つかれば、評価は★★★★★にできそうなのですが。そこは今後のプールの拡大なりかしこい人の登場を期待するなりしましょう。多分現状だとレッドギラゾーン一緒に出すのが一番良い。
2.轟破天による展開後にコマンドないしドラゴンを場に出しやすくなった=それらの着地に誘発する能力がより使いやすくなった
「自分のクリーチャーが出た時~」「自分のコマンド(ドラゴン)が出た時~」という能力を持ったクリーチャーの旨味が増したよね、みたいな話です。
轟破天を唱えた後(or直後)に追加でクリーチャーを出したい!という願いを叶える場合、デッキ構築やフィニッシュ前の公開領域の調整などの制約を受ける必要がありました。レッゾバ/ドギックスはそんなニッチな需要にも応えてくれているんですね。
これまでも革命チェンジなり侵略なりで再現可能な動きではありましたが(もっと言えば1.の内容もそうでしたが)、公開領域に持ってくる必要のあるカードの枚数を減らせたことは十分進化と言えるでしょう。
クリーチャーによっては、フィニッシュ時の攻め手に参加しにくい弱点を補える利点足り得るかもしれませんね。
3.展開された相手の生物に干渉できる=カウンターをより防ぎやすくなった
轟破天を唱えた後は(基本的に)盤面の情報だけで勝ちorほぼ勝ちの状況を作るしかない+自分から追加でアクションを起こすことが難しくなる【轟破天】にとって、能動的に相手の反撃の芽を摘める保険はいくらあっても足りません。
EXライフ持ちのおかげで、勝手に轟破天詠唱後の防御力が担保されやすくなった昨今ではありますが。相手の盤面を展開させまくった上でターンを返してしまうのは、変わらず相当苦しいことなわけで。
レッゾバ/ドギックスはそういった不安の解消にも一役買ってくれます。
最大パワー持ちへのフリーズ、自軍多色獣へのスレイヤー付与。どちらも轟破天で相手の盤面に展開されてしまうクリーチャーたちへの対抗策として、十分機能してくれますね。
こいつら、「cipをバトルゾーンに出た時に使える」んですよ。至極当然なんですが、「轟破天を唱えた後なのに」という枕詞を追記すると無からありがたみが生まれてきます。
まとめ
レッゾバ/ドギックスが画期的すぎて思ったより文字数が膨らんだので、ここで一旦一区切り。一旦一区切りって語感良いけど日本語的にどうなんだ?
他にも数枚レビューする予定のカードがあるので、また書き上がり次第放流していきます。予想より10倍安くてビビり散らかした青いあの人とか競合他社×2とか。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。